昔の沖縄の民家は台風から守るため平屋建てでした、写真は100年も前の古い民家をレストランに改修したものですが、赤瓦の屋根でなかなか美しいものでした。
昔の日本の家屋はだいたいが萱葺きや草葺きでしたが、今では観光地で名高い「白川郷」で見られる合掌造りの萱葺きがわずかに残ってくらいです。
沖縄でも皆赤瓦の屋根だったわけでもなく、やはり、萱葺きの屋根の家屋も多くあり、先日訪問した伊平屋島の郷土資料館に残っている資料も草葺きでした。また、私が20年くらい前に見た北部の「奥」という集落ではたくさんの萱葺きの家が建ち並びなにか幻想的な感じがしたことを今でも記憶しておます。
しかし、時代は変わり沖縄の多くの建物が台風にも強いコンクリート造となり、かつてのような情緒がなくなったような気がいたします。住む人が台風時でも心配なく生活できることが何よりですから、安心・安全のためには情緒は少し我慢しなければならないのかもしれませんね・・
