人間に限らず、いつだったかTVでみましたがアフリカ像でも(他の動物にもあるかもしれませんが)祖先への思いは強く持っていますが、沖縄では特にその傾向が強いように思われます。と申しますのは、沖縄の海岸は非常に美しい景観を呈していますが、その最も美しい場所に、亀甲墓といわれるすごい大きな墓があります。先日、古宇利島(こうり)を訪れましたが(素晴らしい橋がかかっています)、この島の絶景ともいえるべき位置のあちらこちらにスペース的には余裕をもったお墓がありました。多分ロケーションとして見れば絶好の別荘地として価値が高い場所にもなるかもしれませんが・・・
今日本の予算で米軍基地のグアム移転が計画されていますが、グアムでは美しい景観を呈している場所のお墓の移転を進めているとか聞きましたが、このような考え方、つまり、今生きている人の為に、お墓を移転するというような合理的?な考え方は沖縄の人にはあるいは他の日本人にも通用しないかもしれません。
下の写真は函館の立待岬にある石川啄木一家のお墓です、ここも眺めがいい場所ですが沖縄と違ってお墓が密集している(またカラスが異常に多く少し寂しい)場所でした。
「私はお墓に入っていません・・」という「千の風」の歌が流行りましたが、でもやはり、祖先のお墓は私たちの心の支えかもしれませんね。
