韓国の前大統領ノムヒョン氏が自殺した、韓国で国内では大きな衝撃が走ったとのニュースである。これまでも韓国では政権が変わるごとに前の大統領が逮捕され投獄され、中には死刑の判決を受けた(あとで減刑)もいる。選挙戦でも国民性なのか熱狂的な選挙運動を行いあと後まで対立の糸を引いたまま任期の5年間を過ごすのかもしれない(日本でも地方の選挙は激しく、特に、鹿児島県の離島などの選挙は有名であるが・・)
今回の原因について国民は現大統領のリミョンバク政権と検察が一体となった政治がらみの国策捜査だとして大変な反発をしているらしいが、政権と検察が一体となってしまっては政治はますます腐敗してしまう。
日本でもつい数か月前小沢一郎の秘書が西松献金で逮捕され、民主党のイメージをずいぶん悪くしたが、これについて、小沢氏は政権と検察が一体となって行った国策捜査だと批判をした。特に、自民党には類を及ばさないなどと政府高官が発言し、また、二階大臣の献金問題は不問となっている現実からも、あの摘発は不平等ではなかったと判断をせざるを得ない。
昨日のNHK討論会で自民党の石原幹事長代行が小沢氏の責任を追及していたが、まず、なぜ自民党の議員あるいは秘書に類を及ぼさなかったかの不平等さを国民に説明してから発言してもらいたい。
さいたま市の市長選挙で自民党・公明党が大敗したが国民の過半数は自分で考える力を持っているので、投票率さえ上がれば国の政権交代も可能なことを示してくれた。