沖縄では野菜畑を持っていますが、私はこれまで野菜を栽培した経験もなかったため、初めての農業従事者?となったわけです。

苗は近くのJAやスーパーで50円程度で販売していますので、まずを苗を購入し、有機肥料で肥えている畑に30センチ間隔に植え付け、あとは、雑草をとってやえば野菜は太陽の恵みでぐんぐん大きく成長し、わずか3~4坪ほどの畑ですがキューリ、ニガウリ、トマト、ピーマン、ナスなど食べくれないくらい実をつけてくれました。

こちらでは比較的都市部でありながら少し離れると農地が広がっていますので、道端に無人野菜売り場があちこちにあり、安価で販売していますが、やはり自分で作った無農薬の野菜はそのままでもおいしく、畑でとれたての野菜を食べて悦に入っています。

しかし、農業のことを考えれば、日本の農業は衰退の一途をたどり、後継者不足で農業は風前の灯、猫の目農政ともいわれますが、農業へ対する政策もクルクル変わり続けて、自給率も米以外はすべて外国からの輸入に頼る状況に陥っています。

私の同級生に秋田県大潟村の干拓地に入植した人がいますが、たしか、20~30ha(町歩)ほどの農地を割り当てられ大規模農業をしていたと思いますが、息子は農業の後継をせず都会に就職したと話していました。

小さな家庭菜園を耕していて農業についてえらそうなことは言えませんが、農業に限らず林業などについても先進国の魅力ある第一次産業のあり方を真剣に考えることが必要だと思います。