小沢一郎さんが代表を辞任した、数年前小沢さんとお会いした話したことがあるが、写真やTVで見る固物感はなく、意外とソフトな方であった。
小沢さんの政治信条についてはこのプロブでも数回書いたことがあるが、彼にはしっかりした先を見る洞察力があり、また、確固たる思念のある政治家である。
私はなんとか彼の民主党代表で(神が降りて)政権交代したらよかったと思う一人である。
今回、西松事件で秘書が逮捕され、同じように西松から献金を受けている自民党議員は無罪放免であることに小沢氏は東京地検を批判したが、全く同感である。
また、小沢氏秘書の逮捕直後に官房副長官が自民党議員にその類は及ばないと発言するなど、政権政党と検察の共同謀議さえ思い浮かべさせた。
現在の国民、特に青年が置かれている生活環境の厳しさを考えれば、現在の我が国の政治が全くおかしな状態であり、この責任は政権政党である自民党と公明党にあることは明らかである。
小沢一郎という大政治家を葬り去りたいと願う政権政党にとっては今回の事件はまたとないチャンスであったはずであるが、しかし、国民にとってはまた夜明けが長引く不幸な出来事であった。
いずれにしても9月までは必ず選挙があるわけで、いまこそ有権者の皆さんは刮目して投票する必要があると思います。