沖縄に引っ越してから2週間、道路事情もわかり、こちらの生活にもずいぶんなれてきた。引っ越しは家具などは一切持ってこなかったので、最初は不便かと思っていたが、それほどでもなく、日常私たちが余分な道具に囲まれて生活していることを考えさせられた。

ここで生活に用いている生活用品はrこちらで買い求めた冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、それに東京から持参した包丁、まな板、フライパン、お皿数枚であり、実は工夫すれば洗面器も、コップもいりません。洗面器は洗面台に栓をすればいいし、コップは牛乳パックを半分に切って利用しています。

いつまたどこかに移動するかもしれないと考えれば、大型の家具調度品は不要の長物ですし、考えようによっては移動を妨げる障害物ですね。

また、東京では車、バイクを利用していましたが、これも持たず、歩き、歩きでこれも用が足ります。杜甫の詩に四辺見渡しても壁しか見えず(家具などなく)悲しい・・のような一節がありますが、ものに囲まれ生活してきた反動でしょうか、禅宗のお坊さんのように身の回りに余分なものがない生活も快適です。