田山花袋の名を御存知でしょうか、私には、島崎藤村、国木田独歩などの自然主義文学者であり「布団」という小説を書いた人程度しかしりませんでしたが、彼は「琉球名所地誌」という本も残しているんですね。

この本の中に・・陸路の交通をのぶれば、沖縄本島を除くの他、街道と称すべきものは一つもなし、そのこと縄本島といえどもわずか二条の新道あるに過ぎず、その交通の不便なること想像するに余りあれでも・・・

と記載している。この本は明治34年(1901)の状況を現わしていますので、約100年前、日本のどの地方も同じだったかもしれません。

しかし、今の沖縄は復帰後さまざまな公共投資が行われて道路もその主役でした、今整備された道路事情を見ると田山花袋の述べた旅行記とはまさに今昔の感があります。

東京の外環道路も40年ぶりに1兆6千億円を投入して整備するとのこと、景気の起爆剤としてやはり公共事業が主役になりそうですね。