昨日は日本中WBCの韓国との決勝戦に沸き、延長10回、日本中の期待を背負いイチローが勝ち越し点を奪った。日本の各地でさすがイチローと感激ひとしおの表情で検討をたたえていた。イチローの言葉で感銘を受けたのは、打席にたっている時に考えたことは、今日本中の目が打席にいる自分に注がれているだろうとか、視聴率が高いだろうとか、ただ集中したいたわけではなく心に雑念があったことを正直に話し、最後は「神が降りてきた」とも語っていた。
一方、夜の9時30分ころから、小沢一郎が会見、第一秘書の逮捕起訴されたが、そのまま代表でいるとの釈明であった。今回の総選挙秒読み段階における国策的な逮捕劇は、よほど悔しかったらしく、あの豪腕といわれた小沢一郎の目にはうっすらと涙が浮かんでいた。
新聞やTVのマスコミ論評も小沢一郎の今回の対処の仕方に賛否両論であるが、しかし、検察の選挙直前の秘書の逮捕と、また、政治資金規制法で逮捕は1億円以上が一般的であること、さらに、自民党議員にも西松建設からの寄付を得た者が多くいたが、彼らにはおとがめがないことなど事前に政府高官が語っていたこと、そして結果がその通りであったこと等々、、国民に納得のいかないことが多くある。
小沢一郎については以前にこのブログで書いたが、彼が今回の釈明の場でも語ったように、今の官僚主導型の政治を国民主導型に変えることであることは、ここ数十年の彼のぶれない政治姿勢をみても明らかである。
今回の検察の勇み足とも言える行動もある意味官僚主導であるが、小沢一郎には涙を見せずに命ある限り政治改革のため頑張っていただきたい、必ずこちらの一郎にも「神が降りてくる」だろう。