昨日の関東地域では突風が吹き荒れており、朝方、成田空港では中国から到着した貨物機が直陸失敗・炎上、機長、副機長の2名がなくなりましたが、まだ若く本当にお気の毒です。
乱気流の乱れをウインド・シアというそうですが、原因はこの突風によると解説されていました。私も仕事の関係でよく旅をしますが、このようなひどい異常気象にあったことはなく、一度だけ目的地に着陸できず他の空港に着陸したことがあります。
ただ、日本の場合交通機関はこれまで世界的にも類をみないような正確な時間に出発、到着をしていましたので、旅行者はあまり余裕をみないでスケジュールをたて、偶にわずかな時間の遅れでも発生した場合、その後の計画に影響を受けてしまうことがありました。
しかし、最近はJRにしても私鉄にしても遅延が日常茶飯事となってしまい、空港や新幹線を利用する時などは時間に大幅な余裕をみなければならなくなっています。
そして、電車や列車の遅延理由で多いと感ずることは人身事故、信号故障、車内の急病人の発生などです。人身事故はすなわち電車や列車への身投げですが、これだけはやめて頂きたいと皆さん思っていることです。一度発生すると数万人にも影響を及ぼしますが、その行為をする前に、まず家族・知人・行政へ相談すべきです。
信号故障も最近多いような気が致します、銀行のATMなども故障し大きな影響を及ぼしますが、かつては全て人手で処理したことでも、最近はほとんど電子情報で処理しますから、情報が多ければ処理量に余裕がない場合には機械ですから知ったことではないと拒否するのでしょうか。
車内の急病人発生も結構多い遅延理由です、これはいかんともしがたく、自分にも起こりえるかもしれませんが、しかし、重体の場合は別としても、朝トイレに行かなかったための腹痛や、食事しなかったための貧血などの場合は、自分で途中下車して対処してほしいものです。
公共交通機関であるはずの乗り物が、個人の理不尽な原因でダイヤが乱れ、しかもその発生が度重なると、乗客のイライラもこうじ、思いやりの心も萎んでしまします。
成田空港で発生したウインド・シアのような異常気象は別として、公共交通機関がかつてのように正確に運行できることを期待したいと思います。