昨今高校生の退学者が年間2万人を超えているとか、その多くが親の事業の不振や離職によるとのこと、暗澹気持ちになった。今時高卒は義務教育のようなものと考えていたが、将来の日本を背負う15,6歳の子供達が高校を退学しなければならない精神状態を思えば本当にかわいそうだ。

東京の二子多摩川で4億5千万円のマンションが売りに出され、結構引き合いがあるとか、一方、事業の不振から年間3万人を超える自殺者が10年以上も続いている社会、これが小泉さんや竹中さんが説いた市場原理主義なのだろうか。今は慶應大学教授に華麗に転身している竹中先生に聞いてみたい。

最近の事象を見るに付けて、一体日本はどうなったのだろうか、もう会社の家族主義は終わったいわれているが、弱肉強食の世の中がうまくいくなどとは決して思いない。

つい10年数年ほど前までの、戦後の痛手から立ち上がり創った「国民全員中流」と感じられた社会を打ち壊さなければならない理由はなんだったんだろう。

無駄な海外へのODA援助や公務員の高額な給与(阿久根市長プログであきれるほどの高額が判明)を下げても、まずは、何よりもの財産である日本の国の若い人を大事にする施策を緊急にすべきではないか。