昨夜から東京は雪、積雪はそれほどでもなく、交通機関にはあまり影響はないと思う。しかし、東京と雪で思い出されるのは私たちは歴史でしか知らないが、日本が破滅に向かう原因となった1936年(昭和11年)2月26日のいわゆる2.26事件である。このほかにもさかのぼると万延元年3月3日(陽暦1860年3月24日)「桜田門外の変」があり、さらには、あの名高い「赤穂浪士の討ち入り」が元禄15年12月14日(陽暦1703年1月30日がある。
いずれも雪が舞う中で行われた歴史的事件であり、その後日本の歴史、人心は大変革した。
昨夜も雪の舞う中、西松建設の裏金問題で民主党の小沢代表公設秘書が東京地検に逮捕されたが、この事件は先ほどあげた大事件に及ばないものの、これでまた日本の歴史は変わることとなるだろう。
すなわち、選挙直前の自民党支持率が低落している時の、対抗馬である民主党代表秘書の逮捕である。選挙に影響が出ないはずはない。
この逮捕で各政党のコメントは
・自民党:他党を批判するなら自らがきれいでなければならない
・民主党:国策事件の気がする
・公明党:これは大問題である
・共産党:政治家は潔白でなければならない
・社民党:選挙直前の逮捕の裏になにかあるのか
・国民新党:まことに残念である
いずれにしても、愚かな政治を続けて、国民に見放されていた自民党は歓欣鼓舞(かんきんこぶ)でしょうが、国民の支持を集めていた民主党にとってはこれから艱難辛苦の時を迎えるのかもしれない。
しかし、国中にキャノン事件などのような不正がはびこり、正直者がばからしい思いをしている現在、法の番人の検察は一体何を夢見ているのだろうか(日本の大洗濯はまたのびたようです)。