100年続く老舗に学ぶ 生き延びる企業の組織存続力/岡部博 平松陽一 | ブログ

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おはようございます。岡本大輔です。
本日の紹介はこちらです。
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著者 : 岡部博
産業能率大学出版部
発売日 : 2015-06-29








【出会い】

本当は医者として教えたくないズルい健康法/平松類 おかのきんやの平松類さんから献本していただきました。ありがとうございます。

※ 平松類さんのお父様とのことです。

【本書紹介のねらい】
~Amazonより~
企業組織が壊れてしまう要因を分析し、組織が生き延びるための基本的な対応策や組織づくりについて100年以上続いている老舗の事例に基づき解説します。

著者の岡部さんは慶應義塾大学経済学部卒業。上場企業でマーケティング課長・教育課長などを経て、産業能率大学経営開発研究本部主幹研究員・研究指導センター長として実践的な企業コンサルティングで活躍。現在、個人で研究室「MGT‐Lab.‐Oh’」主宰。

平松さんは
玉川大学工学部経営工学科卒業、組織コンサルティング活動を経て1983年IMコンサルタント代表となる。30冊以上の著書・数多くの講演実績がある(執筆当時)。

【気になった抜粋】
【組織を存続させる3つの基本原則】……組織は、そのポジションに置いた全ての人が機能してくれることを前提としている、しかし、そうした前提は現実の組織では難しいところがある、そこで考えなくてはならないのは、プラス・マイナスのバランスを取りながら組織を存続させていくにはどうしたらよいかということだ。河川工事も経済性だけを追及して流れを止めたり、逆に速くしたりすると自然が壊されたり、人の健康に影響を与えたりするデメリットが起きてしまうのである。「一歩でも先に手を打つ」、トップとの話でよく出るのが、集中的に投入するなのなら一歩でも半歩でもよいから早く手を出した方がよいという話である。

【しくみは「論理」か「勘」か】「しくみ」において、論理も勘も必要だということだ。しくみの合理性はきちんと理論的でなくてはならない、だから、とことん理論的に組み立てていくことに徹することである。



【響いた抜粋と学び】
老舗はなぜ老舗になったのか?

ってことを理屈で説明してくれます。

老舗は、仕事・商品を絞っている、さらに、そこから飛び出そうとしていて、一見、そうしないように見える、ところが、いつでも今の仕事・商品から飛び出そうとする意欲を持っているのだ。

企業に限らず、個人もそうですが、自分のできることをやる。自分のできることだけをやる。

そういうことだと捉えました。
できもしないことを、やりますとかいってないでまずはできることに集中ってことですね。

【システム偏重症?】……動きの鈍い組織を見ていると、多くの新しいシステムを導入するのだが、そのどれもが定着しないのには驚かされる。システムが定着しない、それはシステムが悪いのではなく、システムを使う組織のどこかに問題があることに気づいていないためである。どのようなシステムもメリットとデメリットがある、清濁併せ呑むと言うが、この両方をわきまえていないと逆効果だけが出てくることになりかねないのである。

組織の活性化やよりよいサービスのために新しいシステムを導入することがあります。

NBAでもヘッドコーチが変わって、ゲームプランを変更する場合があります。
うまく機能することがあれば、しないこともある。

結局のところ、人がいて、そこにシステムがある、ってことです。

介護の世界でも同じで、
ユニットケアが素晴らしいと叫ばれて、ユニットケアの施設がたくさんできましたが、

すべての施設が素晴らしいというわけではないようです。

【人が育つ場面づくり】……人を活かすとは、何と言っても場面づくりがスタートとなる、海外旅行をすると楽しいことと同時に、不便を感じることがある、誰でも一度は体験したものに、レストランに入ってメニューを見て注文しようと思っても、書いてある内容から料理がわからないのだ。

なるほどーって感じですね。

介護の施設では職員採用して、新人がきたことを仮定します。説明で聞いたことと自分で実践するのとは違いがありますね。

利用者へのケアを考えてみれば、
育つ、という観点からはちょいと離れますが、機能維持・機能向上という観点を持つと、いかにして維持するか? 向上するか? ということになります。

すると、
なんでも職員が手伝う、ということでは維持・向上は図れませんね。

じゃあ、どうすれば維持・向上を図れるのか?
本人ができることをしてもらう必要があるし、継続してもらえる工夫が必要です。

歩行器や手すりを用意してできるかぎり自分で歩けるような工夫。

それも一つですね。


著者 : 岡部博
産業能率大学出版部
発売日 : 2015-06-29





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