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秀和システム
発売日 : 2014-01-29
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【出会い】
帯広図書館で出会いました。
【本書紹介のねらい】
~Amazonより~
コンセプトに合わせた施設づくり。実地指導や処遇手当などへの対応。介護支援技術をイラストで図解。開設後の運営を踏まえながら開業する知識は必須です!!
これからデイサービスを経営するあなたへ。今、経営しているあなたへ。中間管理職のあなたへ。
【響いた抜粋と学び】
著者の辻川さんは株式会社はっぴーライフ代表取締役、株式会社エイチエル代表取締役、一般社団法人日本介護事業コミュニティ協会代表理事、一般社団法人岩手介護コミュニティ協会代表理事。高校3年時よりボランティアを始め、福祉業界に進むことを志します。1996年、日本福祉教育専門学校健康福祉学科に入学し、1998年同校卒業。卒業後、老人ホーム、在宅介護会社勤務を経て、2002年に有限会社はっぴーライフを設立し代表取締役に就任(2005年に株式会社化) 。
小濱さんは小濱介護経営事務所代表。企業・団体などの経営顧問のほか、全国の自治体や社会福祉協議会主催の講演会・講習会などの講師年間200回以上つとめるます。
福辺さんはNatural being代表。「もう一歩踏み出すための介助セミナー」主宰。理学療法士・医科学修士・介護支援専門員。大学在学中に事故により左下肢を切断、義足となります。講演会・講習会・介助・リハビリテーション等のアドバイスを行っています(3名とも執筆当時の情報です)。
僕自身デイサービスの生活相談員として働いていた年数が7年くらいになるのかな。社会人になって仕事をしてから7割くらいはデイサービス勤務です。
興味深い書籍ですので読んでみました。
小規模デイサービスのメリット:(1)初期投資が安い(2)人員配置基準、資格要件が薄い(3)介護報酬が高い(4)顧客管理がしやすい(5)継続したサービスが見込める(6)売上の回収が容易。
介護保険法上、デイサービスの広さは定員によって変わります。人数が少ないほど狭くていいので初期投資が安く済みます。車両についても迎えにいく人数が少なければ車両も少なく、小さいもので良くなるため初期投資が安くなりますね。
人員配置については帯広市では10名未満だったか10名以下か忘れましたが、確か看護師を配置しなくてもいい、というルールがありました。
介護業界で人件費を圧迫するのはどうしても看護師となります。なので、必置ではないのは大きいです。
※ お客様の体調面・病状における安心・安全においては看護師がいる、いないは違いがありますね。
介護報酬についても平成26年6月24日現在では通常規模よりも1割負担で100円程度高いです。
お客様にしてみれば、負担が大きくなりますし、家族の介護負担軽減のためには通常規模の方がいい、という考え方があります。
顧客管理については、利用人数が少ないから、という理由ですね。
ただ、ここは通常規模やもっと大きい規模になれば職員もそれだけ増えますから、一緒に顧客管理するスタッフが増えれば、どうだろうなぁ、と思って読んでましたが……。
(5)(6)については小規模に限らずです。
介護計画に基づいて決まった曜日に利用してくれるので必然的にリピーターになるんですね。介護保険法で売上も決まって支払われます。
サービスの多様化:(1)施設の多様化(2)サービス内容の多様化(3)サービス時間の多様化(4)入浴サービスの多様化。
売上優先でリハビリや宿泊を行うことは安易すぎます、デイサービスの利用者でリハビリを重視する人にはデイケアが適していると考えるべきです。
デイサービスは現在3000事業所を超え、飽和状態の地域も出てきており、競争も激化しています、これからのデイサービス経営には、自社が対象とする要介護状態の利用者層を絞り、そこにサービスを訴求し、提供していくことが必要になります。
もしも自分が利用者だったら、どの時間帯で利用しますか?
デイサービスを運営していくうえでは、新規の申し込み、中止、問い合わせ件数、稼働率をデータ化することも必要です、データ化することで、1年間の稼働率の変動がある程度、明確になります。
・きっちりとした理念・コンセプトを持つこと、・基本のケアができていること、この二つはデイサービスを始めるためには必須です。
デイサービスは特養などとの併設型ばかりではなく民家型や店舗改修型など様々な形態となっております。サービス内容については「食事・入浴・排泄・機能訓練・交流」などの基本は同じなんですが、どこに力を入れるかです。
これはブランディングとして別ページにも書かれていました。食事・食材にこだわる、理学療法士がいるなど訓練にこだわる、などあります。
また利用時間も早朝開始や延長、お泊り、夕方からのデイサービスなど多様化しています。入浴についても銭湯や温泉施設などが営業時間以外の空き時間にデイサービスをやる、というのもあります。
これは逆に考えれば、日中はデイサービス、夕方からレストランや居酒屋などに使う、ということもできるんでしょうね。
また、ここ3年くらいの月別データがあるといいかもしれません。ざっくりではなく数字で利用人数の推移を見ていくことが今後につながります。
事業である以上、経営を安定させ向上させることは必要です、そのためには管理者、常勤のスタッフの協力が不可欠です、重要なことは、「なぜ、稼働率と売上が重要なのか」「その稼働率、売上の向上が、どのようにスタッフや利用者に還元されるのか」ということを説明し、同意を得ることです。
これは現場職員にはぜひ気をつけてほしいところです。利用人数が多くなると関わりが浅くなるとか仕事が忙しい、というのはサラリーマン思考なんですね。
ラクにお金を稼ぐ観点からすると言っている意味がわかりますが、辻川さんが言うようになぜ経営を安定させる必要があるのか、稼働率と売上が重要なのか考える必要があるんですね。
稼働率と売上が高いということはそれだけ地域からの信頼がある、ということです。
人を貶めてお金をもらうのが「儲ける」ではありません。
儲けるとは
”信じる者”と書きます。あなたの施設、あなたのデイサービスを信じる人がいるから「儲ける」わけです。
なので、どれだけ深く関わろうが、「儲け」がないというのは、地域からの信頼がないよ、ということだと現場職員は自覚しないといけないんですね。
こちらは僕のメルマガです。
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これからデイサービスを経営するあなたへ。今、経営しているあなたへ。中間管理職のあなたへ。
【響いた抜粋と学び】
著者の辻川さんは株式会社はっぴーライフ代表取締役、株式会社エイチエル代表取締役、一般社団法人日本介護事業コミュニティ協会代表理事、一般社団法人岩手介護コミュニティ協会代表理事。高校3年時よりボランティアを始め、福祉業界に進むことを志します。1996年、日本福祉教育専門学校健康福祉学科に入学し、1998年同校卒業。卒業後、老人ホーム、在宅介護会社勤務を経て、2002年に有限会社はっぴーライフを設立し代表取締役に就任(2005年に株式会社化) 。
小濱さんは小濱介護経営事務所代表。企業・団体などの経営顧問のほか、全国の自治体や社会福祉協議会主催の講演会・講習会などの講師年間200回以上つとめるます。
福辺さんはNatural being代表。「もう一歩踏み出すための介助セミナー」主宰。理学療法士・医科学修士・介護支援専門員。大学在学中に事故により左下肢を切断、義足となります。講演会・講習会・介助・リハビリテーション等のアドバイスを行っています(3名とも執筆当時の情報です)。
僕自身デイサービスの生活相談員として働いていた年数が7年くらいになるのかな。社会人になって仕事をしてから7割くらいはデイサービス勤務です。
興味深い書籍ですので読んでみました。
小規模デイサービスのメリット:(1)初期投資が安い(2)人員配置基準、資格要件が薄い(3)介護報酬が高い(4)顧客管理がしやすい(5)継続したサービスが見込める(6)売上の回収が容易。
介護保険法上、デイサービスの広さは定員によって変わります。人数が少ないほど狭くていいので初期投資が安く済みます。車両についても迎えにいく人数が少なければ車両も少なく、小さいもので良くなるため初期投資が安くなりますね。
人員配置については帯広市では10名未満だったか10名以下か忘れましたが、確か看護師を配置しなくてもいい、というルールがありました。
介護業界で人件費を圧迫するのはどうしても看護師となります。なので、必置ではないのは大きいです。
※ お客様の体調面・病状における安心・安全においては看護師がいる、いないは違いがありますね。
介護報酬についても平成26年6月24日現在では通常規模よりも1割負担で100円程度高いです。
お客様にしてみれば、負担が大きくなりますし、家族の介護負担軽減のためには通常規模の方がいい、という考え方があります。
顧客管理については、利用人数が少ないから、という理由ですね。
ただ、ここは通常規模やもっと大きい規模になれば職員もそれだけ増えますから、一緒に顧客管理するスタッフが増えれば、どうだろうなぁ、と思って読んでましたが……。
(5)(6)については小規模に限らずです。
介護計画に基づいて決まった曜日に利用してくれるので必然的にリピーターになるんですね。介護保険法で売上も決まって支払われます。
サービスの多様化:(1)施設の多様化(2)サービス内容の多様化(3)サービス時間の多様化(4)入浴サービスの多様化。
売上優先でリハビリや宿泊を行うことは安易すぎます、デイサービスの利用者でリハビリを重視する人にはデイケアが適していると考えるべきです。
デイサービスは現在3000事業所を超え、飽和状態の地域も出てきており、競争も激化しています、これからのデイサービス経営には、自社が対象とする要介護状態の利用者層を絞り、そこにサービスを訴求し、提供していくことが必要になります。
もしも自分が利用者だったら、どの時間帯で利用しますか?
デイサービスを運営していくうえでは、新規の申し込み、中止、問い合わせ件数、稼働率をデータ化することも必要です、データ化することで、1年間の稼働率の変動がある程度、明確になります。
・きっちりとした理念・コンセプトを持つこと、・基本のケアができていること、この二つはデイサービスを始めるためには必須です。
デイサービスは特養などとの併設型ばかりではなく民家型や店舗改修型など様々な形態となっております。サービス内容については「食事・入浴・排泄・機能訓練・交流」などの基本は同じなんですが、どこに力を入れるかです。
これはブランディングとして別ページにも書かれていました。食事・食材にこだわる、理学療法士がいるなど訓練にこだわる、などあります。
また利用時間も早朝開始や延長、お泊り、夕方からのデイサービスなど多様化しています。入浴についても銭湯や温泉施設などが営業時間以外の空き時間にデイサービスをやる、というのもあります。
これは逆に考えれば、日中はデイサービス、夕方からレストランや居酒屋などに使う、ということもできるんでしょうね。
また、ここ3年くらいの月別データがあるといいかもしれません。ざっくりではなく数字で利用人数の推移を見ていくことが今後につながります。
事業である以上、経営を安定させ向上させることは必要です、そのためには管理者、常勤のスタッフの協力が不可欠です、重要なことは、「なぜ、稼働率と売上が重要なのか」「その稼働率、売上の向上が、どのようにスタッフや利用者に還元されるのか」ということを説明し、同意を得ることです。
これは現場職員にはぜひ気をつけてほしいところです。利用人数が多くなると関わりが浅くなるとか仕事が忙しい、というのはサラリーマン思考なんですね。
ラクにお金を稼ぐ観点からすると言っている意味がわかりますが、辻川さんが言うようになぜ経営を安定させる必要があるのか、稼働率と売上が重要なのか考える必要があるんですね。
稼働率と売上が高いということはそれだけ地域からの信頼がある、ということです。
人を貶めてお金をもらうのが「儲ける」ではありません。
儲けるとは
”信じる者”と書きます。あなたの施設、あなたのデイサービスを信じる人がいるから「儲ける」わけです。
なので、どれだけ深く関わろうが、「儲け」がないというのは、地域からの信頼がないよ、ということだと現場職員は自覚しないといけないんですね。
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