しつもん仕事術/松田充弘 | ブログ

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おはようございます。岡本大輔です。
本日の紹介はこちらです。
↓↓↓
著者 : 松田充弘
日経BP社
発売日 : 2012-06-07









【出会い】
ブックオフ帯広西5条店で出会いました。


【本書紹介のねらい】
~本書抜粋より~
「答えは外にはない」、もっと社内に目を向け、もっと社員に目を向け、もっと持っているリソースに目を向け、もっと顧客に目を向ける、目を向けるだけでなく問いかけて、答えを出す、そうすることで前進するための答えが必ず見つかるということを、この本を創ることを通じて確信しました。

「答え」を導き出すためには、”質問”をすること。最良の”質問”ができるようになるための一冊です。経営者、中間管理職、人の上に立つ人……子を持つ親にも最適な一冊です。

【響いた抜粋と学び】
著者の松田さんは質問家。しつもん経営研究所代表、一般財団法人しつもん財団代表理事、「魔法の質問」主宰、日本メンタルヘルス協会公認カウンセラー。カウンセリング・コーチングの理論をベースに、自分自身と人に日々問いかけるプロセスを集約し、独自のメソッド「魔法の質問」を開発。また企業向けには「しつもん経営」メソッドを開発。しつもんに答えるだけで、売り上げが上がる、社内のコミュニケーションが劇的に変わると、日本各地そして海外からも導入の依頼が後を絶ちません(執筆当時)。

「質問は、人生を豊かに替えます。そして、その人にとって最良の答えを得ることができます。」、質問の本質は「気づき」を得ること、それに尽きるといってもいいでしょう。人を育てるのがうまい人には、「教えない」「質問して、本人に答えを考えさせる」という共通点があります、こう考えてみると、実は「教える」ということは、本人が気づく機会を奪い去る罪なことなのかもしれません。

親であったり、上司であったり、人より何か知識・技術が上になると、それらについて質問されることがあります。教えを求められることがあります。
そのときに、ひとつひとつ、すべてを教えていたのが今までです。そのほうが教える側にとって、時間のロスが少ないと”思われていた”からです。
しかし、それは違ったようです。そのとき、その瞬間は、教えたほうが時間のロスは少ないのかもしれません。
ただ、質問した方は「答え」を聴くと、考えることがなくなります。この人に聞けばすべて教えてくれる、と思ってしまいます。
すると、考えることを放棄してしまうかもしれません。自分で考えることをしなくなると、またわからなくなるとあなたに聞くことになります。
常にあなたが部下の側にいるのであれば、それでも構わないかもしれません。
介護現場で言えば、常にあなたが部下の側にいることって可能でしょうか?

あなたが仕事を休む日で部下が出勤の日だってありますね。違う方と対応していて、部下の側にいられないときだってありますね。
ということは、多少時間が掛かっても部下に「答え」を教えるのではなくて、「答えの出し方」を一緒に考えて、気づいてもらったほうがいいわけです。

部下が問題に直面して悩んでいるとき、上司が陥りがちなのは、「なぜできないんだ?」「どうしてこうなってしまったんだ?」と尋問してしまうことです、このような責任追及のための尋問は、本当に不毛で何も生み出しません、部下は、せっかくの能力を「言い訳」のために動員してしまいます、できない理由はいくらでも探すことができるでしょう。

これは今まで出会った方でこのような尋問をする方がいたので本当にそうだと思います。結局のところ、部下の立場で言えば、その尋問に対して”逃げ”たくなるんですね。苦しいんですよね。尋問されると、答えても次々と尋問が続くんですね。
時間は取り戻せないので、失敗したことがあったとしても、それをゼロにはできません。なかったことにはできないのです。それは部下が一番わかっているのです。そこで尋問されれば、苦しくなります。

「自分たち”だけ”の共通点は何だろう?」、これは自分自身に投げかける質問です、「相手と私だけの共通点は何だろう?」と考えながら会話をする習慣をつけていくと、コミュニケーションを取った相手と、早く、深く仲良くなれるようになります。

本書にはこの手の質問のワークを載せています。その一つがこちらです。

高齢者介護の現場で実習に来る方からよく言われるのが
「何をしゃべったらいいのかわからない」
です。

例えば30代の実習生だったとしたら、年齢は倍近く違う、生きていた時代が違う、受けてきた教育が違う、考え方が違う……違いばかりを考えてしまいます。
そうすると、高齢者を”宇宙人”のように考えてしまいます。

しかし、考え方を変えてみるのです。あなたとの共通点は何でしょうか?
同じ人です。女性であったり、男性であったり、音楽を聴く、歌う、お風呂に入る、食事する、あなたと同じことをしますし、あなたとの共通点が次々と見つかるでしょう。
そうすると、不思議と親近感が湧いてきませんか?

すべては質問からです。

【編集後記】
本日も休みです。今日は長男の冬靴を買いに行くのと、次男と一緒に遊ぶ時間に充てます。

ここまでお読みいただきありがとうございます。

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著者 : 松田充弘
日経BP社
発売日 : 2012-06-07