100歳の金言/日野原重明 | ブログ

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こんにちは。岡本大輔です。
昼の紹介はこちらです。
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著者 : 日野原重明
ダイヤモンド社
発売日 : 2012-02-24








【出会い】
帯広図書館の自己啓発コーナーで出会いました。


【本書紹介のねらい】
~本書抜粋より~
日本が復興を遂げた大きな原動力、それは、日本人一人ひとりが希望を失わずに生きてきたことです、今こそ、希望をもたなければなりません、希望は、計り知れない力を生み出す、私はそう信じています、この本には、100年という長い人生で、75年間臨床医として歩んできた私からあなたへ、ぜひお伝えしたい50の言葉を書きました、希望の朝がかならず来ることを信じて―。

あなたの人生はあなた自身がつくるものだということを、そして、その人生はいつでも幸せにできるということを、本書から少しでも感じとっていただければ幸いです。

あなたの人生は20年? 30年? 40年? それ以上? もうそんなに過ぎた? いえいえ、まだまだ上がいます。100歳生きて、なお元気な日野原さんから活力をいただきましょう。


【響いた抜粋と学び】
著者の日野原重明さんは1911年生まれ。明治生まれです。明治・大正・昭和・平成と4つの時代を生き、その中で大東亜戦争も経験し、よど号事件も経験しています。
「110歳までは現役でいたい!」
そんな日野原さんから若い世代の僕たちは何を学びましょうか。

いのちとは、私たちが自由に使える時間なのです、いのちも時間も、目には見えないけれど、使うことができる、時間を使うことでいのちが形となります、この世に生まれてから死ぬまでの時間は、すべての人に平等に与えられています、肝心なのは、自分のいのちである自分の時間を有意義に使うこと。

「時間を無駄にしてはいけない」
この言葉を日野原さんに言われるとスーッと心に染み渡ります。僕たちのいのちとは心臓が動いていることや血液が流れている、という人体の構造ではなく、時間なのです。
そして、僕たちはこの”いのち=時間”を有意義に活用することで形にするのです。
ある人は芸術作品を作り、ある人は事業を立ち上げ、ある人は最高の料理を作る、そして僕たち福祉職は、このいのちをお客様の喜びにつなげるわけです。

「3つのVをもちなさい」、第一のVは、ビジョン、将来を見すえた、大きな展望を指します、第二のVは、ベンチャー(冒険・開拓心)、未来を開く勇気ある行動がなければ、ビジョンは完成されないという意味です、第三のBは、ビクトリー(勝利)、ビジョンを描き、勇気をもって行動すれば、いつか夢を手につかむことができるということです。

今ちょっと考えてみましょうか。あなたのビジョン、あなたの行動、あなたの成果、この3つのVが密接に関連していますね。

「習慣がつくる、体も心も」(ウィリアム・オスラー)……習慣は心のありようも変えるということです、鳥は飛び方を変えることができないけれども、人間は決意次第で生き方の習慣を変えることができます、健やかなる人生のために、良い習慣を上手に取り入れてほしいと思います。

朝が起きられず、夜はダラダラ過ごす人は日中も同じような行動をしている、習慣はあなたを作る。僕たち人間は脳のおかげで自分の人生を自分で変えることができるのです。
僕自身も夜はダラダラ、朝はギリギリという生活を3年前まで続けていました。これが早起き生活をすることで劇的に変化したわけです。

未来の約束は、生きる原動力、大切な人との果たすべき約束は、生きがいになります、そのため私は、予定を「アポイントメント」とは呼ばず、「コミットメント」と呼ぶようにしています、コミットメントとは、神と交わす約束のような、達成すべき義務に近いもの。

なるほど。これは早速活用します。本日は午後から一件コミットメントがあります。夕方からはPTAの研修委員の集まりがあります。これもコミットメントです。

「ラ」の音は、オーケストラが演奏を始める前に、チューニング(調子合わせ)をする際の基準音です、人間同士の心にも共通のハーモニーをもたらす「ラ」の音程で、ピースハウス病院では患者さんと看護師たちの心の交流がもたれていたのを、先の声楽家が私に語られたのでしょう。

音程が「ラ」だと相手の心に響きやすい、というところの抜粋です。僕も高校時代は吹奏楽部にいたのでチューニングのことを思い出します……。
でも、吹奏楽部ではBの音(シのフラット)だったような気がするなぁ。吹奏楽とオーケストラは違うのかな。

静子は、介護を受けながら入院生活を送っています、そんな妻の前で私は、どうしても医師であることができません、たくさんの患者さんに接してきましたが、妻に対しては、医師としてケアを施すというより、ただそばにいたい―、そういう気持ちで彼女の快復を待っています。

自分の家族に対しては医師としてではなく夫となってしまうのですね。これが普通なんでしょうね。介護施設で働いていても、赤の他人だからこそ、認知症が深くても対応できるというのはありますよね。

プロフェッションという言葉には、「神さまに誓う(プロミス)、私の身を捧げます」と約束するような意味合いがこめられています、人のために生きるという、プロフェッションの精神は、職種にかかわらず、すべての仕事において実現可能です、あなたの仕事にも、プロフェッションのエッセンスをぜひ取り入れてください。

最初、ここを読んだときは、プロフェッショナルと間違えているんじゃないか、と思いました。プロフェッションは職業という意味を持つ英語でプロフェッショナルの元となった言葉だそうです。

先に挙げた「コミットメント」のところにもつながりますね。


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著者 : 日野原重明
ダイヤモンド社
発売日 : 2012-02-24