おはようございます。岡本大輔です。
本日の紹介はこちらです。
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【出会い】
毎回、帯広図書館の本棚でタイトルを見ていて気になっていたので借りてみました。
ブラック心理術って?
【本書のテーマ】
人たらしの極意。
【岡本大輔の視点】
ケアマネジメントにおける人たらし。
【気になった抜粋】
人に好かれるかどうかは、知性と関連しているのだ。
仕事が終わってからの「今日も、お疲れさん」という何気ない挨拶が、私たちにはとても嬉しい。
人たらしになるには、まず自分自身が大好きで、自信たっぷりな雰囲気をプンプン匂わせなければならないのである。
人たらしというのは、行動的である、行動が伴うと、そこには言葉以上の真実味が出てくる。
食事をきちんととっている人は、心に余裕が出てくる。
「今、忙しい」=「あなたといっしょにいるのはイヤだ。」。
「甘党ほど、人間関係でケンカがたえない」。
部下を動かす時はレッテル法・・・「〇〇しろ!」→「キミは〇〇の人間」というレッテルを貼るだけでいい。
いい声を出す時のヒントは、語尾をはっきりと言うことである。
自分に何か問題があったときには、さっさと謝るのが「人たらし」の技術である。
たとえばの話で相手の本音を聴いてみる。
議論に持ち込まれそうになったら”壊れたレコード”になる。
【響いた抜粋と学び】
人と会っているときに、携帯電話でおしゃべりするような人は、相手に対する思いやりに欠けるし、自分が失礼なことをしているという自覚がないのかもしれない。
はい、ごめんなさい。以前の記事にも書いたことがありますが、会社の携帯を持つようになってから、携帯が鳴ることが増えました。お客様宅にいるときも緊急かと感じ電話に出ていました。
おっしゃるように今僕が仕事をしているのは目の前のお客様に対してなんですね。
正直になってはいけない、ちょっとだけウソをつこう、実のところ、相手は真実を知りたがってはいないのだ。
認知症ケアに通じる部分があります。認知症の深いお客様で施設利用中に「今から家に帰らなきゃ」と言われることがあります。
夕飯を作らなきゃ、会社に行かなきゃ。真実を語るのであれば、あなたはご飯支度をしなくていいんですよ、定年退職していますよと伝えるのです。
しかし、相手にはきっと響きません。
なぜでしょうか?
本書の抜粋から考察すると、目の前のお客様は真実を知りたがっていないのです。
※ 僕の中では”認知症だから”わからないという理由だけでは不適切に感じます。「認知症で今現在を的確にとらえる力が低下し、過去に働いていたときの状態になっているため」と理由をしっかり伝えられることが必要だと思います。
最も退屈させるのは「同じ話の繰り返し」であった、自慢話や、平凡な話なども相手をうんざりさせるが、やはり一番退屈なのは、同じ話を聞かされることなのである。
介護従事者の99,99%はお客様の繰り返される話を聴いたことがあると思います。介護従事者はそれにプラスして自慢話を繰り返される体験もしていると思います。
本書の抜粋から言うと、一般の人間がうんざりしてしまう”繰り返される話”×”自慢話”の超強力コンボをいただくわけです。
一般素人である家族が気が滅入ってしまうわけです。
そして、これに屈することなく、もっと言えば楽しむことができる専門性を持つのが介護従事者だと言えます。
会話のベースは”感性”、モノの感じ方が似ている相手なら、絶対に話は通じ合います。
デイサービスや施設などで、以前の職歴や生活歴を参考に〇〇さんは△△さんと話が合うんじゃないか?って検討されることがあると思います。
それも一つの考え方ですが、本書の抜粋のように感性や雰囲気を大事にするのも一つの方法です。
おっとりした雰囲気の人はやはりおっとりした雰囲気の人と組んでもらうとその場の空気がやわらかくなります。
そのお客様が持つ感性や雰囲気、空気感を察知する力が介護従事者には求められています。
ホメられれば、たいていの人は嬉しい、なぜなら、私たちには、基本的名欲求として、「人にホメてもらいたい」という”承認欲求”をもっているからである。
僕はデイサービスにおいて、ホメることを大切にしています。
「〇〇さん、おはようございます。今日の帽子ステキですね、似合いますよ。」と身なりをホメること。
「〇〇さん、おはようございます。今日も元気ですね!僕も元気をいただけます、ありがとうございます。」
などなど。
ホメる要素はいたるところにあるので、そこに”気づいて”、”言葉に表すことができる”、この行動も介護従事者に求められる行動でしょう。
僕のケアマネジメントではその日、話のネタが尽きるくらいびっちり話し合ってしまうことが多々あります。
まだまだ話し足りない人は、次回の約束をすんなり受けてくれるのだ。
「もしかしたら、次はないのかも・・・」と考えて、出しすぎてしまっているのかもしれません。ちょっと話したりないかなと思わせるくらいが次回にもつながっていいのかなと感じます。
※ 話し足りなさすぎると、次回お会いできなかった時に後悔しそうなので。
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