官邸から見た原発事故の真実/田坂広志 | ブログ

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おはようございます。

岡本大輔です。


本日の紹介は

こちらです。

↓↓↓














【出会い】

原発事故のことをあまり

ニュースで見ていなく、

真相を知りたかったので、

帯広図書館の

新刊コーナーで見つけて

借りました。



【本書のテーマ】

原発事故の真の問題は何だ?



【岡本大輔の視点】

原発事故の問題を

あなたの会社(介護施設)に

置き換えて考えてみよう。



【抜粋】


原発事故の後の最大のリスクは

「根拠の無い楽観的空気」。


根拠の無い楽観的空気が

広がったとき信頼の喪失が起こる、

国民から政府への信頼が

決定的に失われる。


国民からの信頼を回復するには

政府が原子力行政について

国民から信頼を失ったことを

深く自覚するべき。


信頼回復には2つのことをする・・・

「身を正すこと」、「先を読むこと」。


高レベル放射性廃棄物は

極めて長期にわたって(10万年以上)

人間環境から隔離し

安全を確保しなければならない。


東海村の臨界事故は技術的要因ではなく

作業員がマニュアルに無い

想定外のことを行ったことによるもの。


原発再稼動には地元の協力以上に

国民の納得が必要、国民感情の理解が必要。


ソ連政府は原発事故のとき

36時間以内に住民4万5千人を

避難させるためにバス3000台を緊急動員した。


日本では未曾有で未経験の災害だったため、

対策マニュアルも整備されていない、

原子力災害において

周辺住民を強制避難させる

強権を発動できる法律的根拠が無い。


リスクマネジメントで

最も取ってはならない判断・・・

この基準を遵守するとかなりコストがかかる、

実際には大した健康コストではないから

当面基準を緩めようという

「経済優先主義」な判断。


リスクマネジメントにおいては

「空振りコストは覚悟する」。


これから特に大きな社会問題になるのは

「将来被爆しによって

病気になるのではないかとの

不安を抱えながら生きていく」という

精神的な健康被害。


強力なリーダー出現の願望と幻滅が

繰り返されているが真の原因は

我々の中に巣食っている

「自分以外の誰かが、この国を変えてくれる」

という「依存の病」であり、

この病こそ克服しなければならない。


英雄願望を克服し、自覚を高める、

この国を変えるのは他の誰でもない、

我々一人ひとりの国民なのだ!


【学び】

リスクマネジメントで

最も取ってはならない判断・・・

この基準を遵守すると

かなりコストがかかる、

実際には大した

健康コストではないから

当面基準を緩めようという

「経済優先主義」な判断。


リスクマネジメントにおいては

「空振りコストは覚悟する」。



介護施設において

リスクマネジメントは


徹底されていると思います。


ここでリスクマネジメントで

気をつけること。


それは

今まで転倒・転落リスクや

誤薬リスクなど


分析して

事故がないように

徹底しているとします。


その徹底を見直した時に


ここまでしなくても

事故は起きないんじゃないか?


と考えることは

まだいいとして、


ここまで遵守すると

事故のリスクよりも


費用がかかるから

やめようと考えるのが


危険だと

教えてくれます。



結局のところ、

転倒などの事故が起きたとき、


事故が起きて

訴訟になったときに


莫大な費用がかさむのです。



どんなに素晴らしい施設でも

事故が起きます。


原発についても

並みの施設よりも


考えて作られたものだったはずです。



それでも事故が起きるのです。


あなたの施設で

これから先、事故がまったく

起きないとは言えます。



事故をゼロにしようと

頑張ることも大事、


もっと大事なのは

事故が仮に起きてしまっても


ここまで事故が起きないように

対策を練って実践していました。


と胸をはって言えること。



リスクマネジメントは

生命保険と感覚は近いと思います。


お金をかけているから安心


という部分。



何かのために

というよりかは

何もないのが一番だよね。


でも、万が一にも安心


という感覚で

多少の出費は惜しまないことです。



今まで

事故が起きなかったから

ちょっと基準を下げようというのは

タブーのようです。




※ 胸を張って言えても

事故は事故じゃないかと

思うかしれませんが、


介護者がリスクを見極めて

事故対策をしても


それでも起きてしまったこと、


想定外のことは

対策しきれないこともあります。


↓↓↓


東海村の臨界事故は

技術的要因ではなく

作業員がマニュアルに無い

想定外のことを

行ったことによるもの。


普通にやっていれば

基本的に事故が起きない


けれども


その想定外をやってしまった

事例です。




決められた以外のことを

やってしまっては


対策のしようがありません。



強力なリーダー出現の

願望と幻滅が

繰り返されているが

真の原因は

我々の中に巣食っている

「自分以外の誰かが、

この国を変えてくれる」

という「依存の病」であり、

この病こそ克服しなければならない。


英雄願望を克服し、自覚を高める、

この国を変えるのは他の誰でもない、

我々一人ひとりの国民なのだ!



これは

あなたの施設にも当てはまるのでは

ないでしょうか?



あなたは期待していませんか?


日産で言えば

外部から来た

カルロス・ゴーンのような

リーダーが突如現れて


あなたの施設を劇的に

変えて、


介護業界全体を変えて


あなたの給料

あなたの待遇

あなたの生活


変えてくれることを。

良くしてくれることを。



原発事故を期に

あなた自身のことも

問いただしてみてください。



あなたの人生をより豊かにするのは


あなた以外の他人ではありません。


あなたの伴侶ではなく、

あなたの子どもではなく

あなたの親ではありません。



あなたの職場の上司・部下・同僚

あなたの職場の社長ではありません。



あなたの人生をより豊かにするのは


他の誰でもない、

あなた自身なのです。



シンデレラのように

魔法使いのおばあさんは現れません。



誰かがこの施設を変えてくれる。

誰かが介護業界を良くしてくれる



この考えを早く捨て去りましょう。



あなたが今変わるのです。



”誰かがやってください。”


↓↓↓


”僕には何ができるのか?”



あなたの施設を

変えるのは

あなた自身が変わる事です。



さぁ、一歩を踏み出しましょう。






ここまでお読みいただき

ありがとうございます。


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