こんにちは。
岡本大輔です。
アルツハイマー型認知症の
中核症状の一つ
「短期記憶障害」
5分前のことを忘れてしまう。
それなのに
20年前のことは鮮明に覚えている。
原因は何か?
脳の萎縮です。
というと、
それまでですが、
どうして
「短期記憶障害」が
存在するのか?
僕は考えています。
に載せたように
病気には何らかの存在理由がある
とありました。
「認知症」にも
僕なりに存在理由を考えました。
そこで、
今回も同じです。
なぜ、短期記憶障害は存在するのか?
5分前、3分前
喋った瞬間に直前のことを忘れてしまう。
なぜか?
目の前にいる援助者に
何を教えているのか?
考えた先にふと思いついたことがあります。
この中で
一番記憶に残る方法は何か?
1.見るだけ
2.見て書く
3.見て書いて感動する。
当たり前かもしれませんけど
答えは「3」です。
特にポイントは
”感動する”ということ。
”感動”というと
一般的に何か芸術作品や映画などが
ないと体験できない印象がありませんか?
もちろん、
そんなことはないし、
僕たちも生活の中で経験して
いることなんです。
例えば、
昨夜の晩御飯は
何か覚えていますか?
「昨夜、
誰かの誕生日で
お祝いにご馳走を振舞った」
というような特別な場合を除き
ほとんどの人が答えられませんよね。
では、
「あなたのファーストキスは
いつか覚えていますか?」
という質問だとどうでしょうか?
おそらく多くの人が
まるで、昨日の出来事のように
思い出せるのではないでしょうか?
そのときに
どんな感情があったのか?
相手の唇に触れる瞬間に
どれだけドキドキして、
そのときを迎えたのか?
その出来事に
感情があるんですね。
それでは、
短期記憶ができない人が
目の前に現れたとき
何を訴えているのか?
目の前にいる援助者に
何を教えているのか?
「感情の大切さ」を教えている。
「感情があるから人間であるし
感情があるから
人生が楽しいものなんだ」と
教えてくれているのではないでしょうか?
もっと言うと、
あなたは今、ワクワク・ドキドキする
感情を抱いて生きていますか?
と問われているのではないでしょうか?
さて、
あなた自身はどう感じましたか?