みなさん、おはようございます。
動物園と言えば
ここ数年は
北海道にある
旭山動物園が
挙げられるのでは
ないでしょうか?
未来のスケッチ 経営で大切なことは旭山動物園にぜんぶある
一時は廃園になりかえるも
見事に息を吹き返し
入場者数全国一位を
記録したこともある。
そんな旭山動物園に
負けず劣らず、
けして目立ちませんが、
頑張っている動物園・・・
北海道の中心都市
札幌市にある
円山動物園の書籍を
発見したので
紹介したいと思います。
旭山フィーバーを受けて
旭山のように改革をしてほしいと
頼まれたが、
円山動物園には
円山動物園の良さがあると
考えて、立地条件や
旭山に比べて、地域の人の
来場者が多いことなど
改革はするが
旭山とまったく同じやり方は
しないと考えて
実行した。
動物園に限らず、
一つの考え・行動が成功すると
必ずそれを模倣する人がいるけど、
半分正解、半分間違いなんでしょうね。
やり方をただ真似するだけでは
成功しない。
どの業界にもいえますよね。
福祉業界でも
とある施設が
こんな方法を用いて
認知症ケアを行ったら
効果が出たと言って
そのやり方に飛びついても
結局成果がでない。
安易な気持ちで
そのやり方・・・表面だけ
取り繕っても成功には至らない。
それならば
自分たちの長所・短所
現在の立ち位置をしっかり
把握した上で、
手段を考えるべきだと
教えてくれています。
共感できる部分として、
動物園は命を扱う場所。
誕生を祝うのは当然として、
「死」も伝える。
後々、別の書籍でも
「死」について考えたいのですが、
生物は・・・
人間が必ず通る道
すべての人が通る道
それが
誕生と「死」です。
その「死」を
敢えて避けようとする
というのか
タブー視する傾向は
僕もどうなのかと考えています。
僕自身
福祉職として、
お客様との会話の中で
「死」について話すことがあります。
実は多くの人が
話したいけど、
考えたいけど、
なかなかできないのが
「死」について
じゃないでしょうか?
公共施設から
「死」について
発信するのは
素晴らしいことだと思います。
あと、
この書籍の中で
チンパンジーの赤ちゃんに
オムツと哺乳瓶をして
育てたことが書いてありました。
以前読んだ書籍
夢の動物園 旭山動物園の明日
にて、
動物にオムツと哺乳瓶をして・・・
と言う記載があって
見世物にして・・・
というか、本来の動物の姿を
消して、人間好みにしている
憤りを綴ってあったのを
思い出しました。
(最初は
円山動物園のことなのかな?
とちょっとドキドキしましたが、
そんな感じでもないと思います。)
双方の書籍を
読むと
そのときの判断、考えが
納得できたので、
よかったなと思います。
円山動物園での
チンパンジーの子供に
オムツと哺乳瓶は
見世物として、
来ているお客様に
喜んでほしくて
とか
そんなものではない。
(と思われる)
今まで
旭山動物園の書籍ばかり
読んでいた・・・
ミーハーな自分でしたが、
今回円山動物園の書籍を
読んで、違った視点
違った角度から
また考えることができたと
思います。
地域に根ざした動物園
円山動物園の魅力を
知りたい方は
ぜひ、読んでみてください。