みなさん、おはようございます。
僕たちのデイサービスに
人間関係を作る上で大切な
マナーを教えてくれた
おじいさんがいました。
おじいさんは
デイサービスではまだ若い
70代後半
混合型認知症(ピック病の疑いあり)の方で、
若い頃は職人として
働いていました。
その職人気質がデイサービスでは
ときにトラブルにもなりました。
ガッチャン
コップを棚に片付けるときの音が
フロア内に響く
「おい!!」
あぁ、また怒られる・・・
「お前商売人だろ!」
おじいさんは商売をしているのなら
お客様を不快な想いにさせてはならない
と必死に説いていました。
そのおじいさんのどなり声が
不快だと
一部スタッフや周りのお客様からは不評でしたが、
ぼくはおじいさんの意見はもっともだと
感じたのです。
福祉系で働いている方で
食器類の片づけやドアの開け閉め
階段の上り下りを気にかけた人が
何人いますか?
僕は恥ずかしながら
そのようなことを
気遣ったことはほとんど
なかったのです。
おじいさんは
わたしたちにサービス業としての
マナーを教えてくれた
食器類を片づけるとき
ドアの開け閉め
階段の上り下りでは
不必要に大きな音を出さないこと
おじいさんが去ったあとも
その心は残っています。
おじいさん、
たくさんの学びを
ありがとうございました。
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