春山での遭難 | Shellのお気楽ブログ

春山での遭難

今日、母校の山岳会から総会の開催案内がきた。

同封されていたのは、4月下旬に北アルプスで現役部員2名とコーチ1名の計3名が遭難し死亡した報告書だった。

春山であっても、冬に逆戻りの吹雪だったのだろう。

遭難事故の原因は今後の検証で年末には詳細の報告と再発防止策が出されるとのこと。

私も30数年前、大学山岳部の現役の頃、冬の北アルプスで遭難し、1名が死亡している。

猛吹雪が続き、体感温度はマイナス30度。

ビバークし、天候の回復を待つが、ラジオの北アの気象情報では数日吹雪は続くとのこと。

私の人生もこれまでか、両親には申し訳ないと心底思った。

翌朝下山を試みるが、視界ゼロ。足もとも見えない。

寒さで、頭がもうろうとしている。

ひたすらコンパスを頼りに、雪崩に巻き込まれないよう、稜線を下る。

歩きだした時の記憶はあるが、途中の記憶がない。

ベースキャンプについた時には、アイゼンを無くしていた。

誰も助けに来ることができない状況では、生きようという本能と体力が全て。

亡くなった方々の冥福を祈る。