戸川博人。 | Rainbow☆drop

戸川博人。

俺はずっと
考えてたんだよ



俺たちはなぜ生まれ
なぜ死ぬのか

けどいくら考えても
ちっとも答えなんて
出やしねぇ



けど俺たちは
いつも何かを考える


花や木や虫たちは
そんなことを
考えたりはしない

花はただ
そこに
咲いてるだけだ

ただ無心に
精一杯咲いて

いつかは
何も言わずに
枯れて行く


俺はそんな
花が大好きだ
永遠じゃないから



愛しく思って
大事に水をやる

俺達も永遠じゃない





やがては誰もが
死んじまう


ただ花と
違うのは
考えることだ




もっとたくさんの
栄養を吸収したい

もっと太陽の
光を浴びたい

できれば
一人で
独占したい

嵐が来て
他人が
流されても

同情はするが
助けることは無い




俺達は
同情が好きだ!!

俺達は
他人の不幸が好きだ!!

俺達は!!


いつもいつも
自分を他人と
比べている!!

いつもいつも
小さな不満がある!!

孤独で自分の
無力を嘆いている!!



けど俺自身も
友達のことを
比べていたんだ





知らない間に
そいつに同情して

そいつを…

友達なのに…



デクを…


あいつは許してくれた


だから
俺も初めから
やり直すつもりだ



あんな事件を
起こした俺でも
やり直せる


俺の愛する人が
教えてくれた



ただ精一杯
そこに
咲いていた彼女





人間の価値を
はかるメジャーは
どこにも

どこにも
ないってことさ



頭の出来や
体の出来で
簡単に計ろうとする社会が
あるなら



その社会を
拒絶しろ!



俺達を比べる
全ての奴等を
黙らせろ!!



お前ら
自分は無力だと
シラける気か?



矛盾を感じて

怒りを感じて

言葉に出して
ノーって言いたい時





俺は

俺のダチは
みんな一緒に
付き合うぜ