『モンサントの不自然な食べもの』
昨日は映画を観ました。
『モンサントの不自然な食べもの』。
観終わって、絶望的な気持ちに。。。
モンサントはアメリカのアグロバイオ企業。
遺伝子組み換えの世界シェアが90%!の会社だそうです。
このモンサントと言う企業の裏、そしてモンサントが世界の
農業、農民、食、健康にどんな影響を与えているかについて、
フランスの女性ジャーナリストが追ったドキュメンタリー映画です。
映画で日本の状況は語られていませんでしたが、
日本だって安心してはいられません。
例えば、遺伝子組み換えとうもろこしが八百屋さんに
並んでる事はないにしても、家畜の飼料は遺伝子組み換え作物です。
そして意外かもしれませんが、日本の大手メーカーから出ている
サラダ油、お菓子、清涼飲料水にも遺伝子組み換えの原材料が
使われているものが多数あります。
ちょっと話しは逸れますが、3・11の震災以降作物の「放射能汚染」
の問題がありました。
一時期、「○○を食べると体内除染される」なんて情報も飛び交いましたし、
一方で風評被害を受け、大変な思いをした農家も多数ありました。
私はと言えば、あの時はささやかな復興支援として
敢えて被災地周辺が産地の野菜を選んで買っていました。
そして、思っていた事があります。
どうして、普段平気で添加物入りの食品は食べるのに、
放射能で大騒ぎするの?
今まで何年、何十年もの間、ファストフード、冷凍食品、レトルト食品、
インスタント食品、コンビニのおにぎりやお弁当、スナック菓子等々。。。
日常的に食べている人の方が、危機的なんじゃない?って。
ともかく、個人の力でこの世界中の危険な食物を排除する事は
出来ませんが、まず目の前の自分が出来る事をしなければなりません。
現状を知る事、地産地消を実践する事、安さではなく質で選ぶ事。。。
『食べ物というのは命を預かるものなので、その中に愛情が注がれているかが問題。
儲かればそれでいいというものではありません。』
納豆やてんぺを作っている、登喜和食品という会社の社長さんの言葉が
先日読んだ本に載っていました。
全世界の作物、食品の生産に携わっている企業に、肝に銘じて頂きたい言葉です。

