こんばんは、
皆さんはどのように聖夜を過ごしていますか。
私は祈りと懺悔です。
みなさんは、エクサン=プロヴァンスの魔女をご存知ですか。
1161年、エクスで修道女たちに魔法をかけたとかで、ルイ・ゴフリディ神父が生きながら火刑に処せられたことは、それから20年以上たったとき、ルダンのユルバン・グランデイェに対する有罪と刑の執行と判例となった。
この事件以後、フランスでは、悪魔にとり憑かれた者自身の告白の中に基づいて有罪判決がなされだした。現在の日本国憲法では考えられない事態であった。
17世紀までは、フランスでは悪魔にとり憑かれた者による告発には、信頼がおけないとされていた。
たいていの聖職者はが、魔王にとり憑かれた者の言葉は、「偽りの父」が発したものであり、受け入れられられた証拠の規則に耐えられないと信じていたためである。
ルダンの事件と同様、修道女たちは悪魔憑きの告白は、性的なものが大部分を占めていた。
このルダンの事件によって魔女狩りは一機に加速する。
人類史上もっとも凶悪な虐殺の一つであろう。
聖夜の夜、私はエクサン=プロヴァンスの魔女、いえ、神の御霊を信じた彼女たちが王国に招かれることを祈って休みます。
人は御子イエス・キリストを除いてすべて罪びとです。
それを言う資格があるのは御子のみでしょう。
だから、決して教会の犯した罪を断罪するなどはしません。
ただ、悲劇に散った敬虔な彼女たちが楽園に行けることを切に願い祈ります。
風弁 小西一郎