こんにちは心理士の柴木です。
6月なのに、すっごく暑くて嫌になりますね…
こう暑いと、アイスが食べたくなります…私はコンビニでアイスコーナーを見るのが大好きなのですが、新作を見つけるとつい買ってしまいます。
もしみな様のお勧めのアイスがあったら、教えていただきたいです
今回は、子どもにも大人にも大切なコミュニケーションの取り方、「アサーティブなコミュニケーション」についてご紹介していきます。
まず、自己表現方法には、
①ノン・アサーティブ
②アグレッシブ
③アサーティブ
という、3つのタイプがあると言われています。
①ノン・アサーティブ:
自分よりも他者を優先するタイプで、自分の意見をあまり表現しようとしません。表現できたとしても、曖昧な言い方になってしまったりして、相手に伝わりにくくなってしまいます。頼まれると断れないで、ついつい引き受けてしまったり…ということもあります。
②アグレッシブ:
自分の意見をはっきりと主張できる一方で、相手の意見にはあまり興味を持てず、自分の意見を貫こうとするなど、他者よりも自分を優先するタイプです。
③アサーティブ:自分も相手も大切にした、自他尊重タイプで、自分の意見を主張しつつ、相手の意見にも耳を傾けます。自分と相手の間に不一致があった時には、どうしても葛藤が生じてしまいますが、話し合うことで双方にとって納得のいく結論を出すことができます。
①ノン・アサーティブ、②アグレッシブは、自分か相手のどちらかに偏りが生じ、「自分は主張ができなくて、やっぱりダメだ」「どうせ、わかってもらえない」「私は我慢したのに」など、主張ができなかった側には不快な体験となってしまうことが多いです
また、主張ができた側にも、「相手の意見を聞く」という体験ができなかったり、自分の行動に気づく機会が得られなかったりするため、お互いに心地よいコミュニケーションの取り方が学べず、実は主張できている側も損をしていると考えられます。
一方の③アサーティブな自己表現は、自分にとっても相手にとってもモヤモヤが残らずに、気持ちよくコミュニケーションができる方法です。
ただし、アサーティブな表現はやろうとすると、とても難しいものです
私も、小さい頃から自分の意見を言うのがとても苦手なタイプで、今でも普段はノン・アサーティブになりがちで「ああ言えたらよかったなあ」「すっきりしないなあ」と思うことも多々あります…
アサーティブな表現ができない場合は、自分に自信がなかったり、自分の中に「~してはならない」(例:断ってはいけない、人を傷つけてはならない)という強い考え方があり、自分が本当にしたいことを抑えてしまっていることもあります。
ただ、私たちには「アサーション権」という権利もあります
アサーション権とは、以下のような権利のことを言います。
①私たちは誰からも尊重され、大切にしてもらう権利がある。
②私たちは他人の期待に応えるかどうかなど、自分の行動を決め、その結果について責任を持つ権利がある。
このように「自分の考えは自分のものであり、誰でもそれを持っていてよいし、他者と同じ考え方をしなければならないということはない」という考えをお守りとして持っておくと、少し勇気を出して自己表現ができるのではないかなと思います
子どもたちが、相手の考えも大切にしつつ、自分で自分の考えを大切にしてあげることができるよう、私たち支援員が子どもたちにアサーティブにかかわるお手本を見せていけたらと思っております
今回もお読みいただいて、ありがとうございました。
※今回の話は、「三訂版 アサーション・トレーニング さわやかな<自己表現>のために(平木・金子書房)」を参考にしています。
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