新年あけましておめでとうございます
児童発達管理責任者・理学療法士の池田です
今年は暖かいお正月でしたね
今年もシェルフいちのわり教室は、お子様に寄り添い、お子様のための支援をしていきます。本年もどうぞよろしくお願いいたします
今日はダウン症の早期療育についてお話させていただきます。
ダウン症の早期療育が始まって50年になります。
最初は「赤ちゃん体操」的な関わりから始まり、理学療法士によるリハビリテーションが実施されていました。その後10年ほど後に、早期療育に言語聴覚療法の概念が入ってきました。早期療育が始まって5年後(言語聴覚療法が早期療育に入る前)の予後調査で始歩年齢と始語年齢のデータにて、早期療育を受けているグループの方が受けていないグループよりも歩き出す(始歩)のが早いという結果が出ています。そして、話し出す(始語)のも早期療育を受けているグループの方が早いという結果も出ています。理学療法(運動発達を促す)なので、言葉の領域は関係ないはずが、これをどう解釈するのか。一番ポジティブな解釈は次のようになります。運動面のリハビリをすることで歩き出しが早まり、それによって生活圏の拡大がより早い段階から可能になる。そのため運動発達のよい子は手の操作性も早くから身につき、複雑な動作も早い段階でできるようになり、結果的に概念の分化が進んで話し出しも早くなるという考え方です。手の操作は言語発達と密接な関係があるので、運動発達を促したことが間接的に言語発達も促すことになっていたということです。
「本当はあまり知られていないダウン症のはなし」玉井邦夫 著 神奈川LD協会 から引用しました。
私はお子様たちと個別理学療法をしている時に運動発達を促していますが、その過程で、お子様と会話をしたり説得をしたり遊んだり、あの手この手を使って狙った動作を促すようにしています。その過程が、人との関わり(やりとりする中で自分の気持ちを発することや相手の言っていることを聞くこと)や遊ぶこと(遊ぶために手先を使うこと)の促しにもつながっていると考えます。
体がしっかりしてきてからは、作業療法士や言語聴覚士の専門的な関わりが重要だと思います。その前の理学療法では運動面だけではなく、人との関わりや遊びを大切にして支援しようと心がけています。
運動発達にも個人差があり、筋肉の柔らかさや体の使い方はその子一人一人で違います。また、運動発達の進度は、性格(慎重な性格かチャレンジ精神旺盛な性格か)にも影響を受けます。一人ひとりのお子様の様子に合わせた個別的な取り組みが、その子の発達を促す一助となり、運動発達はもちろん、関わりや遊びが生活や集団の中での実践につながっていくと考えます。
お子様の運動発達で気になることがありましたら、いつでもご相談ください。
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