こんにちは♪
臨床心理士の長岡です(^^)
シェルフでは、遊びを通した心理療法である「遊戯療法」を行っています。
そこで今回は、子どもにとって遊びがどのような意味を持ち、
機能するのかについて、ご紹介していきます!
まず遊びの意味についてです*
遊びにおいて重要なのは、遊びが生まれる関係性をつくることです。
遊びが生まれる関係性とは、自分という存在が認められ、
こころに起きていることが受け止められ、安心して自由に、
そして積極的に遊ぶことができる関係性のことを指します。
そのような関係性の中で、それまで形がなく混沌としていたこころの世界が、
遊びを媒介にして、形ある、意味ある世界に変わっていきます。
遊びには、こころの中に形あるものをつむぎだそうとする動きがあり、
遊びを媒介にして子どもたちは自分自身に開かれてき、
こころの課題に取り組むことができるようになります。
次に、こころの中に形あるものを紡ぎ出そうとする動き(遊びの機能)についてお伝えします*
遊びの機能は、5つあります。
(1)「いのち」の力
人のいのちには、発達する力、知能を獲得する力、
自己治癒力など様々な力がもともと備わっており、
これらが遊びによって引き出されます。
(2)面白さ
沢山のエネルギーが必要になり、苦しさを抱えたこころの課題への取り組みも、
遊びの持つ面白さゆえに成し遂げることができます。
(3)イメージ機能
遊びはイメージを生み出します。
イメージを使って想像力を働かせながら、自分のこころの世界を遊びに
表現することができます。
(4)演戯「プレイ」機能
遊びは「本当」ではなく、「~のふり」で展開されます。
日常生活では危険なこと、許されないことが、遊びの中では許され、
その意味を他者に受けてもらうことができます。
(5)カタルシス機能
カタルシスとは、浄化・排泄のことです。こころの中のしこりを消していくだけでなく、
自分が表現したことが他者に受け止められることで、
新しい生産物として意味のあるものとして残すことができます。
この5つの機能により、子どもにとって遊びが意味のあるものになるのです(^^)
今回は、子どもにとっての「遊び」の意味や機能についてご紹介しました♪
遊戯療法は現在予約が多く、ご希望に添えないこともあるかと思いますが、
お気軽にご相談下さいませm(__)m
※今回の内容は、「遊戯療法と子どもの『こころの世界』」(安島智子 著)を参考にしています。
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