年末年始、何してたんだか記憶がないまま、1月も半ばにさしかかりました。

皆さまはいかがお過ごしでしょうか。
 

何度も書いてる通り、フィギュアスケートに特化したブログでは決してないのですが、やはりシーズンたけなわとなっては素通りできず……そのわりには記事投稿の間が空きすぎのきらいはあるけど……

で、あえて脱線という表現は避けたいと勝手に考えております。

 

 

さて怒涛の全日本選手権。

シングルは宇野昌磨&坂本花織のVは予想に大きく反しない結果だったものの、どの選手にも例外なく頼もしい成長ぶりが見られた大会となりました。

 

三原舞依や島田高志郎、ジュニアの島田麻央などなど、メダル勢の顔ぶれを見るとフィギュアスケートの世界線は確実にシフトの過渡期にありますね。

個人的には友野一希の銅メダルが嬉しかったのと、佐藤駿があと一歩で惜しかったなあ、と。

 

 


 

次には3月に世界選手権という大舞台が控えているわけですが、全日本2位の島田が世界選の代表からもれた件について、しょーまがまた余計なひと言でプチ炎上……やれやれ。

 

島田の躍進はなるほど頷けるが、安定感の面ではまだ不安が拭えない、それが冷静かつ客観的な評価ではないでしょうか。

くだんのしょーま発言は、同門としての思いやりと解釈できなくもないけれど、それはそれ、これはこれだよ。

今季に関しては宇野、山本草太、友野の3名という決定、私は妥当な判断だと思います。

 

 

ちなみに、ランビー先生に指導を仰いだのは、確か島田のほうが先だったはずで、つまり昔の言い方をすれば島田はしょーまの“兄弟子(あにでし)”にあたるってことで合ってます? ますよねー?

いえ、だから何、って別になんもないんですけど、昔の芸道(?)は上下関係にうるさくてややこしかったなあとか、何となく思っただけのことでして。

関係ない話で恐縮なり。


 


 


アイスダンス、かなだいコンビがVでさらなるステップを上がっ……たのはそうなんだけど、FDラストの痛恨のミス、マジで“痛恨シチュエーション”のサンプルと呼ぶにふさわしい痛恨ぶりでございました。

 

さらに、りくりゅうペアがありえへんアクシデントで欠場という波乱も記憶に残りそう。

いやいや、ケガや病気じゃないからまだ幸いとすべきなのかなあー、でも悔しいよねえ。

 

何が起こるか分からない修羅の道、それがフィギュアスケートの道……

 

 

 

 

ところで。

フィギュアスケートに限りませんが、無名だった選手がある日突然トップに躍り出るケースは、まあ普通にあります。

目立った記録を出せず、大して注目されていないうちというのは、誰しもたいていモッサリして垢抜けない印象で、スターの片鱗などみじんも感じられないのが普通です。

 

ところが、一躍脚光を浴びて知名度が爆上がりすると、どうなるでしょう???

存在そのものが内側からキラキラとまぶしく光を放ち、発言の一言一句が影響力を持つようになります。

 

何より、周囲の人々の見る目が変わるんですよね。

 

こうしたビフォーアフターを見比べてつくづく思うのは、いかに〈自信〉という心持ちがその人を創り、飛躍させるのかということ。

人を輝かせるのは、顔立ちやメイクアップ、ファッションなんかじゃなくて、内から湧き出る〈自信〉という名の強烈な自己肯定感だったんですね。

 

 

フィギュアスケートは、観ているだけでも楽しいけれど、シーズン毎で波に乗ってる人や、実力はあるのに調子の出ない人などがいて、そこに生まれるリアルな喜びや悲しみのドラマを一緒に味わうところが醍醐味です。

 

加えて、それぞれが努力を積み重ね、自信という輝きをまとっていくプロセスを見守ることもまた、ファンの密かな(?)楽しみだと白状します、今ここで。

 

健全な種類の自己肯定感を育もうとするなら、やはり周囲からの承認や注目、ファンの応援といったポジティブな要素に囲まれている人のほうが、そりゃ断然有利でしょう。

しかしだからといって、我々一般人が不利だと嘆く必要は無い無い、絶対に無いから!

 

誰にとっても、〈自信〉には自己実現の近道につながる、とてつもないヒントが隠れているんですから。

 


 

 

とりあえず、我々にくらべてチャンスの多いスケーターの皆さん、そして毎日がんばる読者の皆さん!

どんな小さな自信でも、こぼさず余さず輝きに変えて、前に進みましょう。

そうして2023年がウサギに負けない飛躍の一年となりますようお祈り申し上げ、年初のごあいさつに代えさせていただきまーす!

 

Sheila

 

 

Illustrated by Serafina


 

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