どうにもウツウツした春がやっと過ぎたと思ったら、想像を超えるクラスの熱波とともに7月に突入しましたね。

前回告知の通り、ここは何かキラキラ華やいだ話題にしたい……ということで、安易なのは承知で御大にご登場願いましょう、ハイ。

 

 

 

フィギュアスケート界における不世出の大スター、羽生結弦選手(27)は、ずっと私にとっていつかは書かなければという重要人物の一人でした。

 

かと言って、どこから、何から語り始めたらいいか見当がつかず、かえって手が出しにくい難テーマでもあったわけです。

 

しかしこのご時世、いつなんどき何が起こるか分からない空気の中で、先延ばしグセは害か損しかもたらさないことに気づいた私。

発信した者勝ちの時代ですものね。

 

 

ただ最初に断っておきたいのは、私自身はゆづファンではなく、あくまでライターとしての視点からその動向を見守る〈ウォッチャー〉を自認しておりますので念のため……

 

選手名のタオル広げた観客席に連なるほどの度胸はないことぐらい、自覚してますよー。

 

 

 

例によってイラスト担当Serafina、大口たたくわりには小心ゆえ、今回のTop絵も資料なしのオリジナル記憶スケッチだそう。

衣装も「いつもなんかこんな感じだよね」的なイメージで、実際には存在しないものです。

 

あとだいぶデフォルメ入ってますが、Serafinaによれば、この人とにかくプロポーションの全てが“あり得ないバランス”で成り立っているんだって。

 

 

この表情からすると、予定してたジャンプが抜けて1回転になったとか、コンビネーションのはずだったのがそうできなかったとか想像できます。

ただし氷に穴とかのアクシデント、ありゃ絶対に許せない……何だったんスかねー、アレ。

 

 

 

 

うーん……だけどマジで何から話せばいいのかな。

この人についてはもう、マスコミ各局がこぞって逐一報道するから、何言っても今さらって感じなんだよね。

 

近況としては、北京五輪で傷めた足首の心配はまだありつつ、6月に入ったらアイスショーで復活してくれたんで、みんなひとまずホッとしてるってとこでしょうか。

 

しかも現役続投宣言? と捉えていいのか、「さらなる高みを目指す」って、それ以上いったいどこまで行く気なんですかと。大気圏突き抜けて成層圏に行っちゃう勢いじゃん。

 

試合で新プロが見られるのは確かに喜びでも、私としては右足首をこれ以上酷使することに危惧と懸念を覚えるんですよね。

 

4Aについても、成功するまでガンバレ派と、もう固執しなくても十分だよ派、実際にはどちらが多数派なのか。

彼の場合、加点の大きい回転だけでなく、ディレイドアクセルの美しさなどももっと評価されていいと思うんですけどねえ。

 

 

 

五輪連覇の王者とは言え、平昌から北京までの4年間は決して平坦でなく、本当に本当にいろいろありました。

 

人間だもの、調子を崩したり、考えが揺れたりするのは普通のこと。

でもフツーと違う彼の場合、マスコミはじめ世間が放っておかないから、背負うものがどんどん増えていく。

それを見ているこっちも、なかなかにツラかったりします。

 

しかもそのつど、ウザがるそぶりも見せずにカメラの前で真面目に対応するゆづ君、ちょっともう、尊敬しかないわけで。

 

 

 

しかしこうして、Serafinaみたいにテキトーな奴がテキトーに描いたイラストでさえ、見てたら「……こりゃあ人気出るわ」と思いますよねー!

 

この人の演技をライブ中継で観られる時代に生まれ合わせた、その奇跡と幸せを今いちどかみしめるべきなんですよ、我々は。

 

 

 

 

 

さて、平昌五輪以降で個人的にまとめた観戦記を読み返していたら、忘れていたネタが結構ありました。

 

たとえば、20191222日の第88回全日本選手権男子フリーは、大本命の羽生結弦選手がジャンプミスを連発して2位となり、対して宇野昌磨選手がシーズン前半の大不調から復活してVという、日本フィギュア史に残る(?)番狂わせな大会となったものです。

 

フィギュアファンの方ならご存じでしょう……しょーまの復調と快挙を喜びつつも、私はこのゆづ2位ショックと動揺から立ち直るのに数日を要したと記憶しています。

 

 

ま、せっかくなので、この時の表彰台でハグするゆづ&しょーまの画像から、それぞれの心中を勝手に連想した大喜利ネタをご紹介。

 

画像の出典は朝日新聞様です、申し訳ございません。

 

ちなみに同大会、中継に続く宮根誠司の『Mr.サンデー』内で、確か流れ的にメダリストとしてインタビュー生出演したはず……??

 
 
 

【脳内劇場】表彰台のふ・た・り

 

 

 

 

 

ゆづ:〈マジかこの後ミヤネとか聞いてねえぞまたこいつのお守りかよマジ勘弁だけどばっくれたら人生終了かぁいまだにいるよな“フギャー”とか書くヤツ今いちばん会いたくない人それは松岡修造あしたの一面もらったぜ悪いなしょーま人気の差だよお前若いし元気だからヒコーキなんて百年はえーわ歩いて帰れな〉

 

しょーま:〈ぎえええええ~~~~マジかよマジかよマジかよマジかよどーしよーどーしよーどーしよーどーしよー(中略)こえーよこえーよこえーよこえーよこえーよぉぉぉ~~~~!!!!くぁwせdrftgyふじこlpランビー先生ゲームがしたいですぅ〉

 

 

 

 

 

 

Serafinaの配慮と苦心を横からブチ壊す暴挙になったが、ここは私の土俵なのでな。

まあ許せ、今度おごるから。サイゼでいい?

 

なお、今年2月下旬にあんなことが起きたせいで、宇野昌磨についての記事テキストが未投稿のままデスクトップに置き去られてました……

 

ごめんよしょーま、近日公開するから、どうかそれまでがんばって起きててねー!w

 

 

そしてそして、遠くないいつか、世界中が再びキラキラの美しい光で包まれますように。

 

Sheila

 

 

Illustrated by Serafina

 

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