直近約4ヵ月間で、意図せず10kg以上の減量を達成してしまった、体験談の続きです。

今回も、コロナ禍での食行動が深ぁ~く関わっております。

 

 

気楽な女子会からオフィシャルなパーティーまで、あらゆる会食がキツく制限されて1年半が経過しました。

リモート飲み会や家飲みなど、社会人の飲食スタイルは根底から激変したわけです。

 

 

中には、そうした“お付き合いでの飲食”の機会が減って久しい、というケースもあることでしょう。

 

そんなアナタ、交際費が浮いて助かっているだけでなく、アルコールや高カロリーなメニューとも無縁で過ごせている……ってこと、ありませんか?

ひょっとして、ウエストがゆるくなった気のする服があるのでは???

 

 

つまり、義務や義理で参加する飲み会や、他人のもてなし等々で、

 

「お付き合いで(仕方なく)飲み食いせざるを得ない」

 

……という局面は、ダイエット中の人にとって予想以上に大きな壁だったのです。

そうですよね?

 

 

ダイエットの前に立ちはだかる多くの障害の中で、〈お付き合い飲食〉はたいがい上位にランクインします。

 

まず、〈お付き合い飲食〉は、断りにくさの点でも公私や重要度を問いません。

取引先の接待やおもてなしの会食はもちろん、親友の誕生日、クラス会、親戚の結婚式等々……

 

よほどの事情がない限り、「断る!」という選択肢は無いのが普通です。

 

 

また、〈お付き合い飲食〉の困ったところは、ほとんどが美味しくて高カロリーなメニューであること。

変な遠慮で空気をこわすまいという配慮は、大人なら当然かも知れませんが。

 

 

それより、自腹だとつい元を取ろうとする浅ましいボンビー根性をどうにかするほうが先かしら。

注がれるだけワインを飲み、勧められるままパンをお代わりしちゃうのは私も同じですから、ご安心を。

 

 

しかし、どーでもいい集まりに惰性で参加する悪しき習慣に気づいたのなら、それは非常にラッキーだと思ってください。

どいうか、あえてコロナ禍の効用の部分と言い切ってもよいような気がします。

 

 

 

 

さてもう一つ、〈お付き合い飲食〉に分類できるダイエットの敵、それは職場での“もぐもぐタイム”、すなわちオヤツの時間♪!

 

 

一般的なオフィスでは、何らかの食べ物が常時、川のごとくに流れ行き交っています。

 

いつも誰かしらが、「ご自由に」と出張先でのお土産を置いているとか。

出入りの業者からのお中元やお歳暮、差し入れの菓子折りとか。

手作り派の人が、ホームメイドのケーキやクッキーを振る舞うこともあるし。

 

あ、引き出しがチョコやキャンディの保管庫になってる人もいますよね。

 

 

脳のエネルギー源になる糖分をちょいと補給することは、まあまあ理にかなっています。

 

何より、かったるい午後の時間帯に供されるアレら甘いものをいただくのは、勤め人の特権。

疲れも吹っ飛びますよね、その時だけだけど。

断ってもカドが立つし、かわいいお菓子だから貰っとこー!

 

 

しかしですよ、ひと口サイズでもケーキはケーキ、チョコはチョコ。

 

座りっぱなしで、毎日のように川上から流れてくるお菓子をキャッチしては食べる、なんて夢みたいな環境は、“いちどきに大量に”食べるよりも大きな結果を生む可能性がある、と考えてみることが大事です。

 

さて、どーしたら???……

 

 

 

 

感染拡大防止の看板のもとに始まった、いわゆる“新しい日常”は、会食の機会を停止させたほか、リモートワークの導入によってオヤツ環境からも離脱する機会をもたらしました。 

 

その結果、以前の頻繁な〈お付き合い飲食〉が、いかに美容や健康面、経済面のアンチ要因であったかを、私自身は身をもって体験したというわけなのです。

 

 

どんなに「お付き合いで食べない」ようにしたくても、会食の場でそれは難しく、現実的ではありません。

そこから考えると、環境そのものが皮肉にもダイエットの後押しをするという、今回は極めて特殊な状況だったのは確かでしょう。

 

つまり、ダイエットに集中したい人にとっては、またとないグッドタイミング……でもあったわけですね。

 

……“あった”と過去形なのは、言うまでもなく、こんな異常事態がこの先も長く続くようでは、本当に困るから!

 

 

 

念のために申し上げますが、無駄な〈お付き合い飲食〉を今後は見直すとしても、美味しいものを食べる楽しみを自分に禁じる必要は、どこにもありません。

 

肝心なのは、何をどう食べて、どう食べないか。

 

自分で考えて選ぶ視点を持てば、このリセット&リスタートを有意義なものにしていけるのでは……そのように考えます。

 

 

今は、人が集い語らうことの意義と価値を、あらためて見直す貴重な機会なのかも知れませんね。

 

ともあれ、楽しいメンバーでテーブルを囲めるひとときが早くに復活するよう、心から願うばかりです。

 

Sheila

 

 

Illustrated by Serafina

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