車椅子で手術室へ移動し、手術台へ
寝かされて、体位を整えたり
血圧とSAT測定、点滴をされて麻酔を入れられる
徐々に周りの声が聞こえなくなり
完全に外の声は消えていないけれども
その内容は覚えていない
モニターの音だけが耳に残り
私の心拍は落ちて来ているのかしらなんて思いながら
うとうとしていると
徐々に元の世界に戻ってくる
周囲の声が聞こえ、理解できるようになる
手術中の痛みは全くなかった
終わったことを告げられて、ストレッチャーで病室へ
私は生きている
生還した
早く夫に生きていることを知らせないと
実は最近身内が手術後に急変し、寝たきりとなった
意識がない
本当に簡単な手術だった
でも上手くいかなかった
この件のことがあり、私たち家族は手術というものに
すごく恐怖心があり大きな病院を選んだ
主治医にもこのことに対して嫌味を言われた
知っている
こんなちっぽけな掻爬の手術を
こんな大きな総合病院ですることは
おかしいって、迷惑だっていうこと
でもでも、家族を失ってしまったものにとって
この道を選ぶことは避けられなかった
私はまだ生きていたい
大袈裟かもしれないけれども
みんなに馬鹿にされるかもしれないけれども
でももうこれ以上悲しいことは嫌だ
それに実際、ちっぽけな大したことない
手術で命を落とすことがある
手術をしてくれた先生や病院
みんなありがとう