私が受けている放射線治療は、トモセラピーという機械を使って行われています。






治療前に撮影した CTのデータを元に治療計画を作成し、毎回治療開始時に CTを撮って計画とのずれを修正して放射線を照射します。



台の上に横になって、固定具を付けて穴の中に入り、 CT撮影。一旦出てきて、大幅に計画とずれていた時は技師さんがきて位置を修正。また穴の中に入って CTを撮って、出てきて位置確認をして、穴の中に再度入って照射する。

なので、ズレが少しの場合は CT→位置確認→照射で終了。大きくズレていたら、 CT→技師が位置調整→ CT→位置確認→照射となります。




放射線照射は、360°あらゆる角度から細い放射線を出して、がん細胞以外の正常な細胞を避けながら高線量照射が可能です。

従来の機械より安全性が高い機械と言われています。

そして、全身の治療が一度にできるそうです。




私の場合は甲状腺のみの照射なので、照射時間も長くなく、あっという間に治療も終了してしまいます。

治療中はカタカタカタとかギギギっぽい音が聞こえます。またウィーンと回転してるなぁって音も聞こえます。



技師さんに「治療中にクシャミや咳が出そうになったらどうしたらいい?」と質問しました。

すると「できれば我慢して欲しいけど、出た場合は仕方ないので。カメラで見ていますけど、位置がズレた場合は位置合わせをやり直しします」と言われました。



治療中、クシャミや咳は出ないことを祈ります。



安全な機械と言っても、首の皮膚や下咽頭や食道には放射線は当たってしまうので、副作用はゼロではありません。



治療費ですが、4門以上の照射、運動照射または原体照射を行った場合に当てはまるため、1800点の保険点となります。(他に再診料や加算が加わります)