みなさま、こんにちは!

 

日本への演奏旅行からアメリカに戻り、2週間以上が過ぎました。

訪れた現地の方達(友達も含む)の温かいご協力のおかげで、3回の演奏は無事に、しかも盛況に行うことができました。大感謝。

 

一緒に行ったアメリカ人の仲間たちは、日本のいろんなものや、人々の親切さに感動して帰ってきました。やっぱり日本は素晴らしい国だということを、彼らの反応を通して、再認識した私です(感動)。

 

さてさて、今日の話は、旅の間に再認識したことでもあります。

私だけでなく、多分いろんな人にありがちと思われる、

「これはやるべきこと」という思い込み、についてです。

 

私は今回の旅が始まる前から、いろんな事を背負ってたんです。

  • 私は日本人だから、
    • アメリカ人仲間の面倒を見るべき
    • ご飯も時々作ったりするべき(=おもてなしの気持ちを持つべき)
    • どこかへ移動の時は、ちゃんと事前に道順を把握しているべき
などなどです。
 
そんな感じでまるでグループのお母さんになろうとしていた私。
 
物凄い疲れました。初日から。
 
だって、私も時差ぼけとフライト疲れがあるので、お世話焼く余力は、スタート時点からしてあまりなかったのです。
 
でも、日本人であるだけに、私がすることになる場面が、朝起きてから寝るまで、とにかくたくさんありました。
 
始めの2日はそれでも楽しく、気楽なホテル暮らしだったのもあり、無事に乗り切りました。でも3日目は奄美大島への移動、レンタカー借りて運転、アパートへのチェックインもあり、私は夕方にはヘトヘト。その上、皆で一緒のアパートで合宿状態。部屋も2人ずつシェアなので、なんだか気が休まらない。
 
ご飯は、台風の影響でレストランが閉鎖してたので、アパートの台所で自炊する流れに。
 
皆で食べれるものを、とスーパーに下見に。大鍋のカレー?と思ったところ、品薄で人参、玉ねぎ、じゃがいもがスーパーに無い。じゃあ、焼肉?いや、お肉食べれない子がいる。じゃあお刺身?お刺身苦手な子たちがいる。じゃあ焼き魚?私は魚を料理するのが苦手。失敗しそうで作る気にならない。何買ったらいいんだろう?と焦る。
 
そういう時に「みんなが食べれそうなもの、一緒に買いに行こう〜」と楽しくやれれば良かったかもしれないけど、私が何か作るべきという思い込みがプレッシャーに。
 
皆でスーパーいくのさえ重い気分。。。どうしよう、もう頭も体力も限界にきてるな。ご飯のことまでいちいち面倒見切れない。
 
「できない」と投げ出すしかない、と思いました。
 
そこで家族会議(?)で皆に集まってもらい、「私はもう余力が無くて、これ以上色々できないから、申し訳ないけど、ご飯の事は皆それぞれでやってくれないかな」と伝えました。それでさらに「台風で品薄になってきてるから、数日分の買い出しはしておいた方が良さそうだけど、私余裕がないから、誰か行ってくれないかな?」とお願い。
 
そしたらさらっと「もちろんいいよ!僕たち大人だから自分のご飯は適当にできるよ。シゲミがそこまで面倒みる必要ないよ。心配しないで。」と言ってくれました。そして女の子二人が買い出しもしてきてくれました。しかもそれが楽しかったようで。
 
こうした皆の反応を見て気づきました。
 
日本人だから私が皆の面倒を色々見るべき、というのは、私の勝手な思い込みだったのです。さらに深く掘ると、「私に面倒見てもらいたいと彼らが思っているに違いない」、という思い込みが私の中にあったのです。
 
このような思い込み、皆さんは無いですか?
 
私はいろんな思い込みについて、ここ数年で気づくたびに、手放すようにしています。
 
  • 母親だから、ご飯は3食作らないといけない。
  • ご飯は3食食べるべき。
  • ご飯はなるべく定時にした方がいい。
 
ご飯についてだけでも沢山、そういうものだ、そうあるべき、と人々に思い込まれていることがありますよね。誰が決めたのでしょう? 3食で無くても、1日を通して、自分の体に合った量、回数の食事をすればいいと思いますが。
 
何にせよ、何かがプレッシャーになっている時は、勝手な思い込みがプレッシャーの元になっていないか、ご自身でチェックするいい機会だと思います。
 
ただの思い込みだったら、いらないプレッシャーから自分を解放してあげましょう。
 
では、おやすみなさい(こちらは夜中です)。
 
しげみ