下垂体に腫瘍があり、そこから出血している事がわかってからしばらく、気になるのは手術の必要性を見定める「目に支障があるかどうか」です。

 

気にし過ぎるためのストレスか頭痛の頻度が増えたこともあり、再度、脳神経外科を訪ねました。

 

この日も、「目に支障はなさそうだし経過観察」というのが先生の判断でした。

 

「目に支障」、これが曲者でした。

 

目に支障とは具体的にどういう状態なのかというと、外側の視野が欠けるというのです。

 

こう書いてみても、「目に支障」が出たことがなければ、「視野が欠ける」経験をしたことがなければ、どんな状態なのかわからないものです。

 

「視野が欠けると、片目で見た時に外側の方が見えなくなる」と説明を受けましたが、左右それぞれの目で外側の端の方が見えます。

 

ただし、先日の血液検査の結果、腫瘍の為か甲状腺関係のホルモンが僅かに基準値を下回っているということで、チラーヂンという薬が処方されました。

 

結局、この日も目に支障が出るまで経過観察ということで診察は終了しました。

 

ところが、しばらくすると、目に異変が起こり始めました。

 

片目で見た時、端の方がぼやけて見えるようになったのです。

 

こう書いていると、中には「自分は大丈夫か」と片目で見て実験される方もいらっしゃるかもしれません。

大丈夫です。基本的に端はぼやけます。

 

だからこそ、自分も判断がつかなかったのです。

 

しかし、段々とぼやけが濃くなり両目の端がすりガラス越しに見ているような感じになり、その範囲も広がり始めたのです。

 

明らかにおかしい。

 

そのおかしさを確信した時には、左目の外側1/3はすりガラスで覆われたような状態になっていました。