職場の先輩に「大学病院レベル」と言われ、目の症状の悪化していったことも受けて、もう一度、これまで通った脳神経外科を受診することにしました。

それは、年の暮れのご用納めの日でした。

 

改めて、目の症状の悪化を訴えると、ドクターは「じゃあ、手術しますか…」と、初めて手術の方向性を示しました。

説明によると、私の腫瘍の位置は下垂体の前方だというので、開頭手術になるということです。

 

しかし、私なりにインターネットで調べてきたところでは、鼻からの内視鏡手術が主なはず。

不安が一気に押し寄せます。

 

先輩の「大学病院レベルだぞ!」という声が脳裏に。

 

「あの、先生、すみません。大学病院を紹介していただけませんでしょうか?先生にはとてもお世話になって感謝していますが、眼科にも対応できる大学病院を紹介していただきたいです。」

 

ドクターは大学病院へ紹介状を書くことを快諾してくれました。

ただ、想定していなかった発言が2回続きます。

 

「で、どこを紹介しましょうか?」

 

次の病院を自分で決めるものだとは思っていませんでした。

私が知り得ていた下垂体の手術で実績のある大学病院は、遠く離れた隣の府県にあるC大病院。

しかし、コロナ初年度で遠くまでの通院は避けたい。

となれば、選択肢としては、居住県内にあるA大病院か隣接県にあるB大病院のどちらか。

規模で選べばA大だけれど、診察が多い噂だし…

と迷っていたところ、看護師さんが、

「今ならA大の方が予約取りやすいかもしれませんよ。」

 

その一言で、A大への手続きを進めてもらうことにしました。

そして、スムーズに予約も取れて、年明けに1回目の診察が決まりました。

 

さあ、これで次の展開が見えてきた。

 

そう思っていた矢先、MRIの画像を見直しながら、ドクターから2回目の想定外発言が飛び出しました。

 

「もしかしたら、ズガイイントウシュかもしれないね…」

 

「ズガイイントウシュ???」