前回のブログ更新から約2年も放置してしまいました。

諸々の事情はあるのですが、書いていると当時のことを思い出して、何か書くのが億劫になってしまった部分がありました。
 

更新が滞ることもあるかと思いますが、よろしければお付き合い下さい。


さて、前回のブログは下垂体の腫瘍が視神経を圧迫することによる「目のおかしさを確信」というところで終わっていました。
しかし、自分で主観的に確信していても、客観的に証明してもらうことはできないのです。

そこで、脳神経外科とは別に、眼科で検査してもらうことにしました。
なんでも視野検査というものがあるというではありませんか。まさにこれだと思ったのです。

自慢ではありませんが、私は視力はかなり良く、元々両目ともに1.5の視力がありました。
診察の前に一通りの検査です。いつもの視力検査を受けている時点で、「あれ?見にくい…」。
結果は人生初の1.2。ん…、視力に関係するの?もやもやしたまま、何とか診察に辿り着きました。

さあて、視野検査の段取りをと思っていたら、なんと予約が混んでいて1か月先だというではありませんか。
しかし、診察は2週間後。意味あるの?と思いつつ、視力の低下が気になりつつ、この日は帰路につきました。

そして、2週間後、目の違和感はますます進行しました。
この日の視力検査では、人生で初めての0.7を記録。

 

やはりおかしい…。

この時、自分の目は、全体的に視力が下がったというのではなく、はっきり見える範囲が狭まっていたのでした。

今でこそ、このように表現できますが(どこまで他者に伝わっているかはわかりませんが)、当時は自分の目に起こっていることがわからず、うまく表現することもできませんでした。

 

しかし、この日は目の見え方の異常を医師に伝えました。

 

私「先生、やはり見え方がおかしくて、前に比べて見えなくなっているんですが…」

 

Dr「ああ、視力は検査する日によりますからね。そんなに気にしなくてもいいですよ。」

 

私「でも、これまでにこんな見え方になったことは…」

 

Dr「見えない見えないって思ってたら、どんどん見えなくなってしまうからね。余計な目薬さしたりしないようにね。では、また次回。」

 

私「はぁ…。」

 

突っ込みどころ満載です。

今からすれば、なぜこのやり取りで終われたのか謎だらけなのですが(笑)、この日はこれで終わりました。

というのも、自分でも「気にしすぎかも」、「自律神経の問題?」という疑念も頭の片隅にあったのでした。

 

しかし、視野は1週間単位で悪化していく感じがしていまいた。

 

この頃になると、職場の同僚や先輩にも相談するようになっていました。

 

その中で、目の異常を職場の先輩に打ち明けたところ、

 

「お前、その症状は町医者のレベルを超えてるぞ!大学病院で診てもらえ!」

 

という言葉が。

 

大学病院。

 

これまで意識していなかった重い響きが耳に残りました。