ダンステリアになったハイスクール(シンディローパー/フェアウェルツアー)20250423♪
Hello~!! GW楽しんでますか~
相変わらず河口湖はインバウンド観光客でごった返してて、近所のレストランや居酒屋に入ると日本人は我々だけというシチュエーションにも慣れてきましたが(結構、外国旅行に行った気分を味わえるので楽しい笑)、好きだった洋食メニューが、次々と外国人向けの天ぷら、鰻、焼鳥、たこ焼きなどのThe和食になってしまって悲しい
そうそう、シンディローパーが最後のツアーで日本に来てくれたので、久しぶりに武道館にGo!!
高校に入学してすぐ、MTVとか流行り出していた頃の私のアイドルはマドンナとシンディローパーでしたが、特にシンディは当時大好きだったフーターズというフォーク、レゲエ、スカなどがゴッタ煮になったようなロックバンドが彼女のデビューアルバムのバックで演奏していたこともあり(名曲Time After Timeはフーターズのロブさんが作曲)、どちらかというとバックのリフとかアレンジも含めたロックバンド的な聴き方をしてたかも
当時、CDはまだ無くレコードの時代で、カセットテープにダビングした音源を通学中に(授業中もでしたが笑)ウォークマンで聴いていたのですが、ダビングすると音が劣化してしまうので、私はもっぱらミュージックテープなるカセットテープの正規版?のような音源を買ってて、確かシンディのファーストアルバムもミュージックテープで買った気がします
私の高校は男子高だったので、一年に1回、周囲の女子高生達が遊びに来てくれる学園祭への気合いは凄まじく、中でもバンド演奏とDJダンスタイムは人気を2分してて、モテるためにはバンドを演るかカッコよくダンスをキメるかが重要なポイントでした笑
当時、私はギターではなくキーボード担当で、顔が坂本龍一にソックリだったこともあり笑、それなりに女子にウケてはいましたが、当時、バンドと言えばヘビーメタルやハードロックが主流で、私がやりたかったニューウェーブ系のバンドは誰もやってくれる人がいなかったので、とりあえず学園祭では昼間はマイケルシェンカーとかボンジョビィのコピーバンドにテクノカットで出演し笑、夕暮れから始まるニューウェーブ系も含めた洋楽ヒットチャートが掛かるDJダンスタイムに命を懸けていたものです
DJダンスタイムは今のクラブのように各自で好きなように踊るのではなく曲毎に振り付けが決まっていて、ステージ上に振り付けしたダンスを踊る役の生徒が20人ぐらいいて、皆はそれを真似しながら一緒に踊るという、まるで盆踊りのような?一体感があり、一緒に踊った女子高生とすぐに仲良くなれるという素晴らしいイベントでしたね笑
フットルースというダンス系映画が流行った年でもあったので、この映画の挿入歌が多く掛かってましたが、一番盛り上がったのが、今回のシンディのツアー名にもなっている「Girls Just Want to Have Fun」という曲で、全然意味が違うけど「ハイスクールはダンステリア」という邦題が付けられていて、まさに夕暮れの高校のグラウンドがダンステリアになった青春の甘い思い出ですね
あの頃って本来の意味と全然違うヘンな邦題が多くて、シンディも邦題を聞いて怒ったらしいけど、そんなわけで私にとってはこの曲はイメージピッタリかな笑
この曲は当時大流行していたゲートリバーブがスネアドラムにバッキバキに掛かってて、ついそこに耳が行ってしまいますが、フーターズが演奏するギターやキーボードのアレンジが素晴らしくガーリーでイイ感じです 本当にどこを切ってもガーリー、ギャルじゃなくてガーリー笑
出だしのL→Rにグイーンと流れるシンセ、ギターのメインリフのF#→F#sus4→F#→C#→F#や、D#m→Bmaj7→D#m→C#→D#mのちょろっと入るF#sus4やBmaj7、パーカッシブなシンセソロなどなど、これでもか!というぐらいガーリーなアレンジの目白押しで、シンディの子供のような歌声も相まって、てっきり同世代の高校生が歌っているのかと思ったら、三十路のオトナの女性と聞いてビックリした記憶があります
そんなわけで、高校時代は80年代の洋楽漬けになっていた私でしたが、高校生なので外タレのコンサートに行くお金もなかったし、大学に行ってからは自分のバンドでオリジナルの曲を作ったり演奏したりし始めたので、コンサートと言えば出演したライブハウスで対バンの音楽を聴くのが中心で、未だに野外ロックフェスとかも行ったことないぐらいプロアーティストのライブって観たことないのですが、ファイナルツアーだからもう観れないし、やっぱ16才の青春の音楽だし笑、この目に焼き付けておかなきゃね
私が16才から57才へ一っ飛びしたように、シンディも30才から71才へと一っ飛びして再会したので(正確にはコンサートを見てないので、MTVの画面から再会?)何だか不思議な感じでしたが、歌声はまったく変わらず、流石にガンガン踊りながら歌うようなパフォーマンスはありませんでしたが、あくまでガーリーでキュートなシンディワールドは健在で、あの高校のグラウンドで振り付けしながら踊った記憶が蘇ってきました笑
そしてやっぱバックバンドの演奏に耳が行ってしまうのですが、全ての曲がほぼ原曲とアレンジが変わっていないところが良かったですねTRUE COLORSという曲のオープニングは印象的なパーカッションで始まるのですが、その音色もレコーディングした音ソックリの完コピ度で、何というか、パーカッション自体が曲の一部になっている感じが凄く好きなんですよね
絶対外せないっていうか、バンドっぽいんですよね
自分が作曲する時も、メロディがあってコードがあって歌詞があって、最後にアレンジするっていう感じじゃなくて、どちらかというとアレンジから曲が出来ることの方が多くて、その時に使っていたギターの音色とリフからイメージを膨らませていくので、曲が出来た時は、もうその音色やリフは外せない一体化した物語の一部になってしまい、例えばギターやアンプを変えるともう世界観が変わっっちゃう感じ?
Time After Timeのミュート掛かったギターとか、別に大したこと弾いてないんですが、あれを聴いただけでももうTime After Timeの世界観が完成してしまう凄さ、ああいう情景が浮かぶ表現の仕方が好きだし、自分もそうありたいと思ってます
Time After Timeでスマホライトに包まれる武道館
アリーナ席でしたが、武道館てこんなに音良かったっけ?ってビックリしました
踊りまくるパフォーマンスはない分、曲毎に色々なアーティストとコラボした衣装や映像が凝っててアートとして凄く楽しめました
あと、最近、シンディはロックの殿堂入りしたとのことですが、彼女のボーカルはやっぱりポップスというよりロックを感じますね、感情がバーンと胸に響きます
そして、こういう圧倒的なボーカルを聴くと、やはり自分は歌ってはいけないと感じますね笑
実はとっくの昔に7枚目のアルバムのレコーディングは済んでいるのですが、自分のボーカルが嫌い過ぎて完成しないまま5年ぐらいが過ぎようとしています笑
今年はSheep Controllerの結成20周年だし、何とか完成させなきゃな~、シンディ、代わりに歌ってくれないかな~笑
そんなわけで久しぶりの武道館でした
久しぶりの新宿駅が工事中で迷子になりそうになりました笑! Oh Yhah~!
我々Sheep Controllerの活動詳細はHPご参照(http://www7b.biglobe.ne.jp/~sheepcontroller/)
ではでは〜♪