瀬戸内国際芸術祭 with インコ(本島編)♪ | HAWAII部長のマシンガン日記

瀬戸内国際芸術祭 with インコ(本島編)♪

すっかり河口湖は寒々しくなってきましたが、まだまだポカポカした秋を満喫したいぞ~!!

 

・・・ということで、ポカポカしてる?瀬戸内海にインコ3羽を連れて行ってきました(笑)

 

瀬戸内海は毎年行ってて、そのうち移住するつもりだけど(笑)、なんたって今年は3年に1度開催されている瀬戸内国際芸術祭があるので楽しさ倍増!

 

芸術祭に行くのも今回でもう3回目かな?

 

ひゃっほー! いつ来ても瀬戸内海はいいな~

 

ぽかぽかしてると思ったら暑かった(笑)

 

顔が焼けてヒリヒリする(^_^;)

 

いつもの特等席ポジションでご満悦のピートくん(ホオミドリ アカオ ウロコ インコ)♪

 

移動中はたまにケージから出してもらって、Pee人君の手のひらでマッタリしたりしてます(^u^)

 

野生のウロコインコは木の洞の中に住んでいるからか、日光が苦手のようで、日光が当たると必死に日陰に逃げ込みます(笑)

 

こちらはメリアちゃん(アケボノインコモドキ)と、リラちゃん(スミレインコ)のコンビ♪

 

両方ともパイオナスという種類で、ピートくんに比較すると大人しい性格なのですが、コーフンすると花のようなイイ匂いがするので、ついついコーフンさせてしまいます(笑)

 

因みにパイオナスとは「太っちょ」という意味で、確かにお腹周りがデップリしてますね(笑)

 

まずは、まだ行ったことない島に行ってみよう!ということで、本島という島に行って見ました(^u^)

 

本島は古代から塩飽(しわくと読む)水軍とか船乗り達の本拠地として栄えた歴史ある島みたいなので、芸術祭抜きで行っても面白そうだからね!

 

港はいつも利用している高松港からちょっと離れた丸亀港(丸亀うどんの発祥地)から出発!! あ!うどん食べ忘れた(笑)!

 

本島に到着すると、さっそく幌船のアイアンアート作品がお出迎え!!

 

素晴らしいアイアンワーク!!

 

よくある黒アイアンではなく、私の一番好きな色の赤錆色のアイアンで構成されているので、どことなくウッディな温かみが感じられて良かったな~

 

このまま庭に飾りたい(笑)!!

 

「出航」という作品で、モチーフはもちろん、江戸時代に初めて太平洋を渡った咸臨丸(^u^)

 

なんでも、咸臨丸の水夫の殆どが本島出身者だったらしい♪

 

最近、オープニングでよく演奏しているSheep Controllerのインスト曲でも「出航」をモチーフにしているんだよ♪

 

なんか、この角度から船を見ると、「野郎ども!行くぞ!」って気合いが入るんだよね(笑)

 

因みにリラちゃんは赤錆色が大嫌いで、わたくしが赤錆色の服を着てると(好きな色なので着用率高い)、逃げ回ります(^_^;)

 

なんか故郷の南米のジャングルで赤錆色の天敵がいるのかな?

 

Pee人君が調べたところによると、ヤブイヌという動物が赤錆色らしい(笑)

 

続いて、魚介類を採る網を着色した120m長さの巨大アートが出現!!

 

これは春に製作された作品で(そらあみという作品名)、これまで色々な島に展示されていて見たいな~と思っていたのですが、ようやく見れましたヽ(^o^)丿

 

角度によって着色した模様が見えるのですが、瀬戸内海の風を受けて微妙に揺れて色の濃淡が変化してイイ感じです♪

 

網から透けて瀬戸内海独特のトンガった島々が見えるのも素晴らしい♪

 

今回は昼過ぎに見たけど、きっと朝日や夕日を浴びるとまた全然違う表情になるんだろうな~

 

この芸術祭の特徴の一つに、作品のモチーフが瀬戸内海の風景や生活というのがあって、それが見る楽しみの一つでもあるんだけど、網もその一つだよね(^u^)

 

本当に飛び魚が引っかかったり、カニが這い上がったりしたら、それはそれで面白いかも?

 

続いて現れたのは、寄木細工のような造形が美しい壁アート(^u^)

 

この作家さんの作品は、去年、男木島に行った時に何点か鑑賞したのですが、今回の作品は気合いが入ってて見ごたえがありました♪

 

この家も咸臨丸の乗組員の生家で、作品名は「臨海の家」♪

 

こんな感じで1枚1枚デザインした寄木を張り合わせていますが、たまに歯抜けにして土壁を見せているところも気に入りました♪

 

カラスの絵が多いな~と思ったら、この作品の前にカラスを祭った木烏神社(こがらすじんじゃ)が建ってました♪

 

例の古事記で出てくるヤマトタケルが瀬戸内海に来た時、霧の中で船を導いてくれたあのカラスです(笑)!!

 

古事記好きとしてはワクワクしますね(笑)!

 

実際は大和政権が瀬戸内海の従わない酋長達を征服しに来た時に、この本島出身の海術に長けた部族が助けたということだと思うのですが、そういうお伽話的なものも実際に神社としてあるという文化的な土地はいいよね~(^u^)

 

いつもは家の壁のアートですが、今回はドアにも!!

 

最高だね!! うちのドアにしたい!!

 

そして家の中に入ってビックリ!!!

 

床が水鏡になってて、寄木細工アートが2倍になった感じ(^u^)

 

壮観!!! 一日中ここで瞑想したい!!!

 

よく見ると、少し開いた窓から入ってくる光と影まで寄木細工模様になっている!!!

 

凄い執念!! 徹底した美学を感じますね!!

 

いったいどうなってるんだろ~と思って、帰りに外に出てみたら、なんと障子と格子窓を使った自然光アートでした!!!

 

もうこのアーティストは完全に格子模様に取り憑かれてますね(笑)

 

戦前にドイツにあった有名なバウハウス(美術学校)では、色々な美術の最終目標を建築としていたのが有名ですが、こうやって見ると造形の美しさは建築に集大成されるっていうのも頷けるかも♪

 

おおっと!!! なんとインコ・アート発見!!! 可愛い~♪

 

まさか瀬戸内海でインコ・アートが見れるとは思ってなかったのでテンションアップしましたが、この坂田商店は昔本当にインコがいたようで、船乗りだった親戚が南米から連れてきたらしい!!!

 

南米産ということと、この羽毛の色からするとボウシインコかな??

 

この作品は漆喰・饅絵かんばんプロジェクトのうちの1つで、他にもたくさん家の軒下とかに飾られていましたが、漆喰を使っているので、風景に溶け込んでいて違和感ゼロでした(^u^)

 

他の瀬戸内の島々もそうだけど、別に芸術際がなくても、普通の民家自体が素晴らしいアートなので、散策しているだけで楽しい(^u^)

 

わたくしの大好きな黒い焼板壁の家屋(^u^)

 

焼ムラ、風雨にさらされて少し木肌が見えたあたりも凄く美しいし、何より、それと白い漆喰を合わせるセンスが最高だ(^u^)

 

瀬戸内海の蔵とかによく使われているナマコ模様の凹凸のある土壁(^u^)

 

これだけでアートだし、全て手作りだから同じデザインが一つとしてないのもイイよねヽ(^o^)丿

 

最近「人と違ったっていい」とか、良く分からないことを言っている人を見かけますが、プラスチッキーな大量生産世界に生きていると、そういう貧しい心やセンスが育ってしまうんだな~と痛感(^_^;)

 

こういう街で育った人なら、一人一人違うのが当たり前(もっと言えば、同じ人でも時期によって違う)っていうことを、誰にも教わらなくても自然と身につくよね♪

 

自然素材で出来たものは、当たり前だけど年月が経過しても劣化自体が風合いがあるし、職人が手作りしたものってやっぱり魂が宿っていると思うんですよね(^u^)

 

見てよこの格子窓!! 魂が宿ってるよね(^u^)

 

島でよく見かけた朝顔のようなツル性の鮮やかな青色の花は何だろう?

 

こんな朽ちかけた家屋でも全然貧しさを感じないし、むしろ温もりを感じるのはなぜ?

 

プラスチッキーな人工素材で固められた現代の家屋がこうなったらゴミにしか見えないんじゃないかな(^_^;)?

 

よく見ると屋根の瓦も凝っているヽ(^o^)丿

 

この海の波と魚の躍動感!!

自分の家だったら、毎日、屋根を眺めていたいね(笑)

 

こういうのは手仕事でしか出来ないし、きっと時間もかかったと思うけど、この作品を創った職人は気合いが入っただろうし、各家で違うデザインを競ったりして、楽しかっただろうね(^u^)

 

大量生産の全てを否定するつもりはないけど、手仕事が減ることで、確実に美的センスも文化も貧しくなってるよね~

 

まだまだ現役の木電柱(^u^)

 

木電柱が好き過ぎて、ウチの庭の塀は全て木電柱製です(笑)

 

河口湖も世界遺産登録したことだし、全て木電柱にしてくれないかな(笑)

 

これは埋もれた民家ではなく、アート作品です(笑)

作品名はシーボルトガーデン♪

 

好きですこういうの(笑)

 

現代アートの楽しみ方って、昔はよく分からなかったけど、ようは純粋に「好きか嫌いか」で判断するのが良いってことが分かってからはグッと面白くなったな~(^u^)

 

まあ音楽もそうだけどね♪

 

川に浮かべられた船のアート作品(^u^)

 

作品名は「恋の行方」で、水や風でユラユラ漂っていて、移り気な恋人にヤキモキしている恋愛を表現しているとのこと(^u^)

 

写真では分かり難いけど、見る角度によって色合いが変わる素材で出来ていて、それがユラユラ感を助長させててイイ感じでした♪

 

まあ自分は出来るだけヤキモキしたくないですが、ヤキモキしてる時が恋に落ちている時だったんだな~と遠い目で回想する(笑)

 

室内のアート作品も、全てインコ連れで見学出来たヽ(^o^)丿

 

ワンコとかだと無理だけど、インコはリュックに入れておけるのが良いところ♪

 

これは迷路アートで(作品名はレボリューション・ワールドラインズ)、頭がこんがらがって面白かった♪

 

きっと今回のアートフェスで唯一、アートを堪能したインコ達に違いない(笑)

 

これも古民家の室内の作品ヽ(^o^)丿

 

メノウ的な模様の石の円盤(本島産)を置いた造形と、天井からぶらさがった同じく本島産の石の造形のコラボレーション♪

 

作品名は「Moony Tunes」で、月の満ち引きと宇宙を表しているとのこと♪

 

これは瞑想するには最高だね!

 

しかし天井の梁の力強さがハンパないねヽ(^o^)丿

 

何百年も持ちそうヽ(^o^)丿

 

こちらも室内での作品(^u^)

 

塩がキノコのように析出して本を押し上げた感じ?

 

小人みたいで可愛いですよね♪

 

こちらも室内で、和室に鉄リングと石を組み合わせた造形です(^u^)

 

これはちょっとピンと来なかったな~

 

何でかな?と思ったら、室内にエアコンと割りと現代的な電灯がついていた(^_^;)

 

今回、一番見ごたえがあって心にグサグサきた作品がこれヽ(^o^)丿

 

作品名は「産屋から、殯屋から」で、生死、過去・未来を表現したとのこと♪

 

パッと全体を見ただけでゾワゾワする(笑)

 

このサルボボ?のような造形、無造作に設置されているようで、実は一つ一つ表情があるんですよ(゜o゜)

 

目も鼻も口も手も足もないのに、喜び、悲しみ、怒りなどが表現されていて素晴らしかった(゜o゜)

 

一つ一つ、表情や配置を考えるだけでも膨大な時間がかかりそう(゜o゜)

 

本島のどこからインスピレーションを受けた作品なんだろう?

 

もう直ぐにでもギターを取り出して曲を作りたい衝動に駆られました(笑)

 

サルボボ的造形に見守られた参道の奥は、何やら横穴式古墳を思い浮かべる造形が!!

 

インコ達も中へ!! いったい何が待ち受けているのか?

 

参道の壁は、わたくしの大好きな赤色砂岩色(赤錆色)の土と瓦がコンビネーションされた造形ヽ(^o^)丿

 

このデザインのTシャツ欲しい(笑)

 

リラちゃんは逃げ回るだろうけどね(^_^;)

 

古墳?の中の造形(゜o゜)

 

貝の中に入ったような不思議な気分♪♪

 

インコ達も鳴き声一つ上げずに(上げられずに笑?)作品を鑑賞(^u^)

 

作品を見た後、島を歩いていたら、こんな感じの古い荒れ果てた墓地を見かけたんだけど、ひょっとして作者はこの墓地からインスピレーションを受けたんじゃないかな~??

 

なんか遠目で見ると、小さな崩れた立石が小人(サルボボ)に見えないですか?

 

私も曲を作る時は、なぜだか生死や過去・未来からインスピレーションを受けることが多いので、一番共感したのかも(^u^)

 

島でよく見かける、部屋でも外でもない空間を生かしたアート作品(^u^)

 

作品名は「黒と赤の家」です♪

 

公道から門を入って庭を隔てて家の玄関があるっていうのが、私の知る一般家屋ですが、こういう公道から部屋でも外でもない屋根付きの通路を通って(左右に家屋や物置)、奥に庭があるっていうスタイルがいいよね(^u^)

 

京都とかでも見かける町屋造りって言うんだっけ?

 

アート作品にわたくしの足も加えて、新たなアートを構築したところ(笑)

 

題はそうだな・・・「運命との決別」でどう(笑)?

 

縁側はウッドデッキとかで現代でも残っているけど、こういうインでもアウトでもない空間が一番心地よいな~

 

その奥の庭に設置された、焼き板を使ったタコのような造形(^u^)

 

焼板は住居に使われているので、奇抜な形状の造形でも風景に溶け込んでますね(^u^)

 

そういえば、こんな感じの頭皮マッサージグッズがあったような(笑)?

 

インコ達も途中の浜辺で一休み(^u^)

彼らは歩いているわけではないので、一休みする必要はないけど(笑)

 

わたくしは2羽もケージごと背負っているので(5~7kgぐらい?)、流石に1万歩ぐらい歩くとキツイね(笑)

 

インコを連れている人は珍しいらしく、色々な人に話しかけられました(^u^)

なかなかこんなにアートを堪能するインコもいないだろうね(笑)

 

ご存知のように、鳥は人間より目が良く、カラーで見える周波数帯域も広いので、人間より綺麗な色を見ているはずだから、美的感覚も人間より鋭いんじゃないかな~(^u^)

 

鳥のメスは、より美しく、より美声なオスを選ぶようだし(笑)

 

本島で最後に鑑賞した作品は、浜辺に設置された巨大な船の造形(^u^)

 

作品名は「水の下の空」で、遠くから見ただけでは意味が分からなかったのですが、近くに行ってみて理解(^u^)

 

網とか透ける素材で出来た船の造形の下に巨大な鏡が設置されていて、空が透けて見えるんですよ(^u^)

 

それが風を受けてユラユラ揺れてイイ感じです(^u^)

 

本島が咸臨丸の水夫の本拠地だったからかもしれないけど、今回の芸術際はやはり船をモチーフにした作品が多かった気がしますね(^u^)

 

さて、お待ちかね?の、恒例ケロケロタイム(笑)!!

 

浮きを使ったカエルアート♪

 

ケロケロアートは瀬戸内海のいろんな島で発見しましたが、本島のクオリティは相当高いですね(^u^)

 

定番のお掃除ケロ(^u^)

 

本島のケロ作品は、ちゃんと口の形がシチュエーション毎に作られているのと、手足も作られているので動作が分かりやすく、技術力レベルが相当高いですね(^u^)

 

これは農作業をするケロだね♪

 

ウクレレを弾いてるミュージシャンのケロも(笑)

 

ちゃんと歌っているような口の開き方になっているのがポイント(^u^)

 

目の部分(浮きのロープを繋げるところ)が丸だけでなく、四角いタイプもあるようで、四角いタイプはグラサンかけているみたいで、なんだか悪そうです(笑)

 

ハートを持ったファンシーな女子ケロ♪

 

右上の男性ケロが花をエサに女子ケロを釣り上げようと狙っているナンパ野郎に見えますが、真相はいかに(笑)??

 

こちらはちゃんと魚を釣っているケロと、サイケデリックでフラワーなヒッピーケロかな(笑)?

 

サイケケロにはギターを持たせて欲しかったな(笑)

 

ブランコに乗るケロ(^u^)

 

このまま口の中にエサを入れておけば、鳥達の餌場になりそう♪

 

これ庭木にぶら下げたいな~

 

切り抜くだけでなく、こんな感じに凹ませて表情を作るという更に高度なワザが施されたケロも発見!!

 

いずれにしてもハイレベルです!!

 

わたくしも毎日ケロ作品を作るクリエーターになりたいですね(笑)

 

これは凄い!!

 

ケロの目の部分をひっくり返して足にして連結させたイモムシの造形(^u^)

 

うおっ!! 木の葉をムシャムシャ食べてる(笑)

 

学校の銘碑にイモムシの造形を設置するなんて、粋な学校だね(^u^)

 

浮きだけでなく、空き缶アートも可愛いです(^u^)

 

ほんと毎日、こういうことだけに没頭したい(笑)

 

さて、本島を満喫し、夕方になったので、予約していた宿にチェックイン時間確認の電話をしたら、なんと予約されていなかったことが判明!!

 

ええ~?? 今からペットOKの宿見つけるのなんて無理じゃない?!

 

しょうがないから今日は車中泊か・・・・と凹んでいたところ、しばらくしてその宿の女将から「蔵なら泊められるかも・・・」と連絡を頂いたヽ(^o^)丿

 

風雨を凌げればジメジメして窓のない蔵でも車中泊よりマシか・・・と思い、藁をもすがる思いで行ってみたら、あれ?めっちゃオシャレじゃない(笑)?!

 

天井が低いので何回か頭を打ちつけたけど、快適に過ごせて良かった!

 

・・・・ということで、瀬戸内芸術祭(本島編)はおしまい!!

 

男木島、小豆島、高松・淡路島編もあるので、お楽しみに!!

 

Yhah~!!!

 

 

 

 

 

我々Sheep Controllerの活動詳細はHPご参照(http://www7b.biglobe.ne.jp/~sheepcontroller/

 

ではでは~♪