錆び男 vs 錆びない弦、そして錆び錆びギターの話(^u^)♪
こちら河口湖はだいぶ涼しく(寒く?)なってきました(^u^)
以前にもブログで書いたような気がするのですが、わたくしの身体には昆虫や爬虫類のDNAが組み込まれているようで、年に2回(春と秋)、脱皮するんですよ(笑)!! もうすぐ脱皮の季節です(笑)!!
親戚を見渡しても、友達に聞いても、脱皮する人間は聞いたことがないとのことなので、きっとわたくしは突然変異したニュータイプだと思われる(笑)
具体的には手のひらの皮が一枚綺麗に剥けるんだけど(他部分も剥けてる可能性はあるけど、ハッキリ確認できるのは手のひらだけ)、その季節になると、なんだか手がゴワゴワして自分の身体じゃない感じがしてきて「そろそろ脱皮かな~」と思ってると、しばらくしてから3週間ぐらいかけて脱皮するんです(゜o゜)!! だから何となくヘビとかの脱皮の気持ちが分かります(笑)
この突然変異が人類の進化的に何のメリットがあるのか不明ですが、毎年2回皮が剥けるのは、ある意味ピーリングしているようなものなので、いつも綺麗な手のひらでいられる美容上のメリットぐらいしか思いつかない(笑)
もう一つ、長年、わたくしを苦しめているのが、この手のひらから大量に分泌される謎の液体だ(笑)
もちろんそれは汗の一種だとは思うのだが、困ったことに、この液体に触れた金属はことごとく錆びてしまうのだ!!!
たとえ、錆防止のために金メッキ、クロムメッキなどを施していても、この強力な液体にはまったく歯が立たない(^_^;)
この写真はわたくしが持っているギターの一例(オベーション製のレアなセミアコですが、ご覧の通り改造しまくり)ですが、金メッキしたアーム部がボロボロになっているのが分かるでしょう?
ファイヤーバードの金メッキパーツもこの通り!!!
皮膚の弱い人は触っただけでカブレそうですよね(^_^;)
このファイヤーバードは実際に40年前のビンテージギターですが、わたくしが10年前に中古で買った時はピカピカだったので、この10年でご覧の風格になってしまったというわけ(笑)
こちらはレスポールですが、クロムメッキなどまったく効かずにボロボロになってて、それこそこれが1000年前のお墓から発見された遺物であると言われても納得の腐食具合です(^_^;)
良く見てもらうとネジ類なんかはもう永遠に外せない状態になってますよね(笑)
ギターの世界では、所謂ビンテージモノが人気で高価で取引されているのですが、ビンテージを買えないけどビンテージっぽいギターを持ちたいという要望が多いみたいで、最近では新品なのに、わざと傷つけたりして長年使いこまれたようなレリック・エイジド加工されたギターが売られているんですよ(^u^)
でもそんな人はわたくしに1ヶ月ぐらいギターを貸してくれれば、新品のギターでもあっと言う間に100年使ったようなオールドギターに仕上げてあげますよ(笑)!!
そ、そうか!! ニュータイプは職を失ってお金がなくなっても、身一つでエイジド加工業者として稼げるので生き延びられるっていう生物的進化なのかもしれない(笑)!! ああ、そりゃあいい職業だな!! 何しろ色んなギターを弾きまくって儲かるんだから(笑)!! しかもプレイヤーのように上手に弾く必要もなくギャラが貰えるんだからね(^○^)!!
真鍮とか銅系の金属なんかは赤錆じゃなく緑青になってますからね(゜o゜)!!
この貫禄!!お寺の鐘と張り合えるぐらいの重い歴史を感じさせます(笑)
関係ないですが、わたくしは古代(弥生時代)の青銅器の銅鐸フェチです(笑)
島根県にある荒神谷遺跡や加茂岩倉遺跡は銅鐸ファンの聖地?なので、いつか訪れてみたいですね(^○^)
このようなビンテージ(というか銅鐸レベル)の重みを感じる金属パーツを取り付けてみたいというビンテージフリークのギタリストは、直ぐにパーツと代金を添えてわたくしまでジャンジャンとお申込みください(笑)
因みにわたくしもビンテージ・骨董品とかは大好きですが、ジーパンのビンテージだけは理解できないですね(笑)
だって洗ってないことに価値があるんでしょ~??
海外だと下着ナシでジーパン穿いてる人多いってことは、誰かのチ○コが擦り付けられてるわけだよね・・・・(笑) クサいのがいいのか?
女子高生の使用済み制服や下着が飛ぶように売れるらしいけど、身に着ける系の中古品は洗うべきだよな~(^_^;)
ただ、ブリッジとかノブとかアームなんかの金属パーツが錆びる分には貫禄のビンテージ感が出るので良いとしても、弦が錆びるのは困ったものだ(^_^;)
当然、錆びると切れ易くなるし、弦に凹凸が出来てヤスリ状態になるので、グリッサンドすると指がイタイ(笑)
学生の頃は弦を買うお金もなかったので、弦の錆は死活問題だったね(^_^;)
苦肉の策で、わたくしがやってた対策は、錆防止スプレー(有名な呉工業のCRC556とか、要はオイルね)を弦に吹き付けるという荒業で、当然、錆びにくくはなるけどオイルなので臭いし、チョーキングするとツルッと滑っちゃうわけ(笑)
そ、そうか! 今になって分かったけど、普通の人は錆防止スプレーがかかった弦で弾いて油ベットリになったら皮膚が荒れちゃうけど、わたくしのニュータイプの手のお蔭で大丈夫だったのか!! 凄いぞニュータイプ(笑)!
こちらは、もう20年以上も愛用しているアーニーボール製のレギュラー弦です(^u^)
エレキギター弦を初めて作ったメーカだし、超スタンダードで、どこにでも売ってて安いというメリットがあるのはもちろんですが、特に張りたては凄くキラキラした派手派手しいサウンドで、これに馴れてしまうと他の弦(同じくどこにでも売っているダダリオとかヤマハとか)は全て大人しくコモって感じるくらいの煌びやかさなのが愛用している理由ですね(^○^)!!!
ああ、やっぱ金属の音って素晴らしいな~と感じてしまう一品です!!
それにしても人間って(一部の動物もだけど)金属の音が大好きだよね~(^u^)
スネアドラムの音だって、結局はスナッピーの金属のザラザラした音が好きなわけだし、古代人が銅鐸鳴らして神聖な気持ちになったっていうのも凄く共感できますよね♪
だた、この弦の欠点は、音は最高なんだけど錆びやすくて、特にわたくしの手から分泌されている謎の液体に触れると、ちょっと1回弾いた程度でも次の日には錆びちゃうんだよね(笑)!!
「錆びない弦」として発売されたエリクサーが登場した時は、やったー!!長年の夢が実現した!!と小躍りしたものでしたが、さっそくエリクサー弦を張ってワクワクしながら弾いてみた時のゲンナリ感はハンパなかったですね(笑)
エリクサー弦は、要は普通の金属弦に薄く樹脂コーティングされた弦なんだけど、少なくともわたくしの耳には本当に樹脂=プラスチックの音、オブラート(またはコンドームとも言える)を被せた音に聴こえるから不思議だ(笑)!!!
何か音に薄い膜を感じるっていうか(^_^;)
エフェクターを多用する(特に歪み系)ようなギタリストであれば、まったく気にならないだろうし、むしろ音質自体はまとまっているので、ポップスとかやるならエリクサーを薦めるかもしれないけど、わたくしのようなアンプ直結のダイレクトな音が大好きな人にはおススメできないかも・・・(^_^;)
エリクサー弦はポリウェブ、ナノウェブ、オプティウェブの3世代があって、簡単に言えば樹脂コーティングの厚みがだんだん薄くなってきてるんだけど、ちょうどコンドームが薄さを競っているように、薄くなればなるほどダイレクトで気持ち良い音が出るわけ(^u^)
最近、そのオプティウェブというのが発売されたので、「まるで着けてるのを忘れるような」音が出るのを期待して購入してみたんだけど(笑)・・・・・結果は、確かにポリウェブやナノウェブに比べると、ちょっと生っぽい音に近づいた感じがするけど程度の差の問題で、やっぱ薄膜&プラスチックを感じるなぁ~(^_^;)
これなら錆び錆びでもアーニーボールの方がいいなぁ!! 生が一番(笑)!
しかも、錆び難いとはいえ、やっぱりわたくしのゴットハンドにかかると多かれ少なかれ錆びるんだよね・・・(爆)!
そうこうしているうちに、ついに今度はアーニーボールから「錆びない弦」が発売されました!! パラダイム・スリンキーです(^u^)!!
アーニーボール派のわたくしとしては、「おお!!ついに来た!!」とワクワクして、お試しなのに5個も大人買いしてしまった(笑)
ところが!! ワクワクして弾いてみたら・・・・うむむ、これもやっぱり薄膜&プラスチックな音がするぞー!!
感覚的にはエリクサーのオプティウェブと大差ない感じ・・・(^_^;)
しかも!! 1日弾いただけですぐ錆びるじゃん(笑)!!
さすが元々錆びやすいメーカーだけあるけど、錆び難さは断然エリクサーに軍配!!
・・・・ということで、インテリアに飾っておくギターは別として、結局、元のアーニーボールのレギュラーに戻ってしまいました・・・・(^_^;)
ただ、わたくしの耳にはコーティング弦は合わないというだけで、けっして貶しているわけじゃないのでお間違いなく!!
コンプレッサをかけたりして滑らかなタッチの落ち着いた音を出したい時はむしろおススメですよ(^u^)
それからコーティング弦のメリットとしては、錆びないだけでなく、ツルツル滑りが良いので、ギター弾く際に必ず出る「キュキュ!!」っとしたノイズが少なくなるっていうのもありますね♪
でもわたくしはその「キュキュ!!」とか、巻き弦を弾く時に出る「ギャ!!とかカッ!!」というノイズこそギターらしく感情表現できる音だと思うので、それが無くなると何か物足りなく感じちゃうのかもね(^u^)
さて今回は、そんな錆び錆び野郎のわたくしにピッタリのギターを紹介しましょう(^u^)!
じゃーん!!! James Trussartのレスポールモデルです(^u^)!
デカダンス・ギターと名付けられてて(笑)、Sheep Controllerの「デッカダンス」のような退廃的ムードの曲を演奏するのにピッタリだと思って購入(^u^)
見よ!!!この錆び錆びギター!!!!
James Trussartのギターは本当にボディが鉄で出来ているんだけど、実際に鉄の素材をギター工房の庭で数週間風雨に晒して錆び錆びにしてから加工しているっていうのが凄いところ(゜o゜)!! ギターというよりアート作品に近いかも♪
これなら何も気にせず、思う存分、錆びさせられるってわけ(笑)!!
何というポジティブ思考!発想の転換というか、すり替えというか(笑)、我ながらこの逆境を逆手に取る才能にはいつも感心する(^○^)
もちろん、ボディ以外の細かいパーツもとんでもなく錆び錆びです!!!
この工房に面接に行ったら、即採用される自信があるね(笑)
だって数週間も庭で晒さなくても、わたくしの手から大量に分泌される謎の液体にかかれば、あっと言う間に錆び錆びに出来るからね(笑)!
でもきっとこのギター作家は納期短縮!コストダウン!!なんて考えてないだろうけど(^_^;)
これがロゴの部分♪
あまり日本には輸入されてないけど、わたくしのような錆び錆び体質で困っているニュータイプの人?には超おススメです(笑)!!
思う存分、錆びさせてください(笑)!
実際、購入してからも錆びてると思うけど、全然気になりませんね(笑)
数年後にまた撮影してみて、錆びの変化を楽しみたいところ(^u^)
そう、外観変化を育てて楽しめるギターとも言える(笑)
因みにネックは流石に木製ですのでご安心を(^u^)
ネックも錆び錆びだと手が汚れるし、寒い冬なんて持ちたくないですよね(笑)
夏はヒンヤリして気持ち良いかもしれませんが(笑)
肝心の音に関しては、いかにもリゾネーターギターのような金属的な音が出そうな感じがすると思いますが、ホローボディだからか(ホローボディじゃないと重くて死んじゃうと思いますが笑)、物凄くウッディで甘い音がするんですよ~(^u^)
そのうちライブでもデビューさせようかと思ってますが、ちょっと今やってる曲だと甘過ぎるかな~? 低音もあまり出ないし♪
・・・・ということで? 何だか錆び錆び満載な?ブログでしたが、自分で書きながら「ああ、わたくしって錆が好きなんだな~、そしてプラスチックが嫌いなんだな~」と実感してしまいました(笑)
廃墟とか古い建築とか人が作ったモノで美しいと思う部分て、金属の錆だったり、石のコケやカビだったり、木の朽ちた部分だったりするわけだけど、やっぱり自然なもの(人工的なものが朽ちて自然に帰る)が好きなのかな~??
え~!!錆なんて汚い!とか言ってる人!!
実は皆さんも錆を利用してるんですよ~!?!
例えばホッカイロ!!あれは鉄の粉が入ってて、それが錆びることで酸化熱っていう程好い熱が発生してポカポカと暖まるんですよー(^u^)!!
さて、我々Sheep Controllerですが、11/11(土)に「ひつじ祭りパート2」というライブイベントを甲府・湯村温泉で開催予定なので、ぜひ予定を空けておいてね!!
その時はデカダンスギターを弾くかもしれないので、錆び錆び具合を確認しに来てください(笑)!!
尚、わたくしと握手した人の手が溶けるってことはないので、ご安心ください(笑)!!
そういえば思春期の頃、恋人と手を繋ぐのって相当なストレスだったな~(^_^;)
5分も経たないうちに手が謎の液体でシットリしちゃうからね(笑)
こっそりベビーパウダーとか制汗スプレーを手のひらに塗ってたっけ(爆)!!
我々Sheep Controllerの活動詳細はHPご参照(http://www7b.biglobe.ne.jp/~sheepcontroller/)
ではでは~♪














