レインボーギターとモノづくりの現状(^u^)♪ | HAWAII部長のマシンガン日記

レインボーギターとモノづくりの現状(^u^)♪

9月も終わりですが、河口湖はすっかり秋!

先日は11℃ぐらいまで気温が下がって床暖房入れちゃいました(^_^;)

秋も深まってくると、無性にギター改造のマニアックな記事とか書きたくなってくるのは何故なんだろう(笑)?



今年、殆どのライブで使ったギター、GIBSON Zoot Suit(レスポール型)♪

通称「犬島ギター」♪

完全に見た目だけで購入したのだが、音もなかなか(^u^)

見た目で買ったくせに、このギターを持った時の衣装で結構悩んだりした(^_^;)



例えばこれだけガチャガチャしているギターなので、もちろん上下ブラックの単色系でキメるとかなら合うに決まってるんだけど、そうすると今度はギターが目立ちすぎてギターにしか目が行かないし(笑)

かと言ってモロにサイケデリックなガチャガチャ衣装にしちゃうと、お互いに同化しちゃって何が何だか分からなくなるし(^_^;)

何事も適度に!と言いますが、この適度さっていうのが一番難しいよね(^u^)

その加減がいい人がつまりセンスの良いというのでしょう♪



以前に某有名時計メーカのデザインの仕事を垣間見る機会があったのだが、それはもう秒針の長さや日付表示窓の位置を0.01mm単位で上下左右に動かしては全体バランスを眺めてデザインしていくっていう感じだったんだけど、散々いじくり回した挙げ句、結局出来上がったデザインは去年のモデルと0.2mm位置が違うだけ・・・なんてことがよくあった(゜.゜)

でもデザイナーはその0.2mm違うところに物凄いコダワリがあって、いろいろウンチクを並べるわけですが、わたくしは「そんなの何も変わらないだろ~!デザイナーなら針の色や文字盤の形をドラスティックに変えろよ~!」と心の中で叫んでましたが(笑)

わたくしの場合は何でもテンコ盛りにしたがる癖があるので、最近はちょっとは微妙な押し引きの出来るオトナを目指しているところ・・・(笑)



それにしても、殆どのギタリストが単板削りだし!トラ杢目バッチリ!とかのギターを欲しがるのに(わたくしも大好きだけど)、このギターは薄い染色した板を30枚ぐらい積み重ねて作られているというオルタナティブなコンセプトは素晴らしいよね(^○^)!

何でもメインストリームから外れたものに心惹かれてしまうわたくしにとっては逆にドストライクなデザインかも(笑)

さて肝心の?音の方はバンドメンバーも中~高域メインな音色が気に入ったようだが、わたくし的にはもうちょっと低域があって粘りみたいなのが欲しかったので、とりあえずピックアップを交換してみることにした(^u^)



こちらがオリジナルのピックアップ(フロント:P-90、リア:500T)♪

P-90は好きなピックアップで、Sheep Controllerの作品「ダンボール氏の劇場」ではP-90を搭載したビンテージのSGスペシャルで殆どの曲をレコーディングした(^u^)

SGスペシャルのP-90の音はキレの中に粘りがあって良かったのだが、Zoot Suitだとちょっと淡泊な感じ(クールとも言える)がしたので、ハムバッカーを載せることにした(^u^)



でもそのままではサイズが違うので、セイモア・ダンカン製のP-90のサイズなのにハムバッカーという便利な一品をチョイス(^u^)



リアの方はそのままでも良かったけど、最近お気に入りのGIBSON 57'Classicに交換することにした(^u^)

このピックアップは結構トレブリーなんだけど、ピッキングによって何というか咽び泣くような音が出るので、思わず口を開けてギターソロをキメたくなる(笑)

やっぱ何だかんだ言ってもブルースが好きなんでしょうね(^u^)

その割には「ブルース好きでしょ~」と言われたことないですけどね(笑)

「どんな音楽が好きか分からないギター」とは良く言われますが(^_^;)



さっそく裏蓋を開けてみてビックリ!!!

なんとプリント基板にボリュームやトーンの可変抵抗やらコンデンサがマウントされてる(゜.゜)!!

まじっすか!!

「ギターとかアンプにプリント基板はいけないだろ~! やっぱ一つ一つ部品をポイント・トゥ・ポイントでハンダ付けだろ~!!」とかオーディオファン的なヤジを飛ばしたくなるというより「何でこんなに簡単な回路なのにプリント板使うの~?」っていう素朴な疑問・・・(゜.゜)

最近のGIBSONのギターってこんなになってんだ~



プリント板を外してみたところ♪

多分、本社ではないどこかの国の工場で、しかも職人ではないアルバイトみたいな人を雇って組み立ててるんだろうな~

ポイント・トゥ・ポイントでハンダ付けするには技量がある程度いるし、時間もかかるからプリント板にして簡単にしちゃおう!って魂胆だね?

そう、わたくしが毎日仕事でやってる「大量生産!効率UP!コスト削減!」ですよ(^_^;) 

おおいやだ(笑)!!

楽器ぐらい多少高くてもいいから機械じゃなくて人間が一つ一つ作って欲しいな~



基板が格納されているポケットもこんな感じでサイケです(^u^)



でもどうせだからノイズ対策しておくことにした(^u^)

お馴染みのノイズ・ヘル(安易なネーミング・・・オヤジギャグ?)!



う~ん、ちょっともったいなかったかな?

まあ中を見ることは殆どないからいいか(^u^)



ピックアップが入るポケットもついでにノイズ対策(^u^)♪

ノイズ・ヘルは名前はイマイチだけどいい仕事してくれますよ(^u^)



そして部品を一つ一つポイント・トゥ・ポイントでハンダ付け(^u^)

やっぱこうじゃなきゃね(笑)

ハンダのヤニの匂いフェチ(笑)!



ついでにトーン回路のコンデンサもオレンジドロップに変えた(^u^)

わたくしは殆どトーンはいじらないのであまり関係ないけど、プリント基板に乗ってたいかにも音が良くなさそうな(笑)フィルムコンデンサを付ける気にはならなかった(^_^;)



そんなこんなで完成(^○^)!!

若干フロントピックアップがイカツイ感じになったけど、まあ許せるレベルかな(^○^)

さっそく音を出してみたら、狙った通りの音になった(^○^)

Pee人くんには「どんなギター買っても結局好きな音が出るように改造してるんだから1本でいいんじゃな~い?」ってよく言われるけど、分かってないな~(笑)!

音は同じでルックスが違うギターが沢山欲しいんじゃないか(笑)!

そう、楽曲やテンションによって衣装を替えるようにギターも替えたいけど、あくまで音は同じであって欲しいのだよ(笑)!! 

例えそれが外見はレスポールとストラトとテレキャスターでもね(^_^;)!



レインボーカラーのギターなので、弦もレインボーカラーにしてみた(笑)!

コテコテ趣味はやめて適度に抜き差しできるオトナになるんじゃ・・・??

がはは、でもこういう遊び心タップリなモノ見るとつい購入しちゃうんだよな~



なかなかイイ感じじゃない(笑)?

いかにもコーティングされた音が出そうだったけど、結構普通の煌びやかな弦の音がしましたよ(^u^)



・・・とまあそんなこんなで?今レコーデンング中の次のアルバムはこのギターとドデカ・レスポールの2本がメインになりそう(^u^)

もうあと1本ギターを重ねればギターパートが完成だ(^_^)/

今回はあまりギターは重ねてなくて、左右チャンネルとソロの3本ぐらいのわたくしとしては超シンプルなアレンジになりそう(笑)

1st~4thまではマイブラも真っ青になるぐらい確実に10本以上重ねてたけど(笑)、前作で左右4本+ソロ1本の5本ぐらいにまとまってきて、今回は更に集約されたって感じかな?

これもオトナの階段を登っているからなのでしょうか??

はたして次のアルバムはついにギター1本という男気溢れる作品になるのか???

でも本数は減ったけど、濃密度は上がってる感じもするけどね(^u^)

まあいずれにしてもニューアルバムは最高の出来栄えになるはずなのでお楽しみに!


Sheep Controllerの活動詳細はHPご参照(http://www7b.biglobe.ne.jp/~sheepcontroller/)♪

ではでは~♪