PCレコーディングからCDやライブを考える(^u^)♪
引き続き、我々Sheep Controllerはレコーデイングの真っ最中です!
今回からプロツールス等を導入して本格的なPCレコーデイングに挑戦しているんだけど、音の良さについては前のブログで紹介した通りで非常に素晴らしいです(^u^)
パソコン付属のスピーカで鳴らした音って超チープなので(笑)なんとなく「パソコンでレコーディングした音ってチープなんじゃ・・・」という固定観念があったんだけど、すっかり吹き飛びましたねヽ(^o^)丿
1曲だけ、ドラム、ベース、ギター、ボーカルと一通り録音してみたけど、オーディオインターフェースやマイクプリの性能もあるとは思うけど、これまでのローランドのMTRに比べると明らかに情報量が多いっていうか、奥行きみたいな立体感が凄くありますヽ(^o^)丿
いつもスタジオで聴いてる音がそのまま録音されてるって感じなので、これで「スタジオで聴いてる音と録音した音が違う・・・」っていうストレスはなくなりそうですね!!
だから今後は楽器の出音の音作りにだけ気合を入れれば良いという、本来のアーティスティックなところに時間をさけそう♪
そしてもう一つの驚きは編集能力の高さ(゜o゜)!!
まだ本格的なミックス作業を開始してないけど、ラフミックスの過程でちょっとした波形編集作業をしてみたら、もう今までの苦労はなんなんだ!?!ってぐらいサクサク作業が出来てしまいビックリ(゜o゜)!!
何テイクか録音して良いところを繋げてベストテイクを作るなんていう作業がパパッ~っとマウス一つで出来ちゃうし、しかも編集した繋ぎ目も自然な感じです(゜o゜)!!
もうこれは全てのミュージシャンは自分でPCレコーディングすべきでは?と思うほど超簡単です(゜o゜)!
でも初めは「すげー!簡単簡単!」と喜んでやっていたのですが、そのうち何だか恐ろしくなってきました(^_^;)
だって波形を編集すれば、それこそタイミングも音程もニュアンスも自由自在に変えられちゃうんですからね・・・・・
超ヘタッピな初心者が弾いたギターを超絶ギターに換えることなんて朝飯前なんですよ(^_^;)
そしておそらく最近流通しているCDのほとんどは編集されていると思うわけで・・・・
ニュースで口パク拒否が話題になってるけど、歌唱力がなくてもCDだったら完璧なタイミング、音量、音程のコントロールできちゃうので、CDと同じ歌唱を期待しているファンの前でやるには口パクしかないのかな~?とか思ったり。
なんか、今回のPCレコーディング&編集してみて、音楽やってる人間としてCDとライブの意味についてちょっと深く考えちゃいましたね・・・(^。^)
まずはCD(を含めた音源全般)について・・・・
今CDが売れない売れないとか騒いでいるけど、それはやっぱりそもそも楽曲のクオリティが下がっているからだと思う(+_+)
編集を駆使して完璧な演奏、音色をコントロールしても、肝心の楽曲やアレンジがどっかで聴いたことのあるものの焼き回しでは(最近は歌詞まで焼き回し・・・・)音楽ファンが離れていくのは当然だろうね(^_^;)
だからアーティストはもっともっとオリジナリティ(その人の生き方、考え方、その他の所謂「らしさ」)を追及していく必要があるな~と実感した次第。
良い作品というのは例えば素晴らしいR&Bシンガーが歌い上げても、小学校の子供が学校の帰り道に鼻歌歌っても、リーマンオヤジがスナックで熱唱してもやっぱりいいものだからね(笑)
そしてもう一つがライブ!
これは前述の口パクの話もあるけど、こればっかりは編集できない生モノだよね(まあ最近のアイドルで流行ってる?オートチューンかけっぱなしで音程補正したケロケロボーカルならリアルタイム補正が出来るけど、タイミングは難しいよね)!
結局、アーティストの生のパッションを感じられるのはライブしかないってことだよね!
まさに「LIVE」だ♪
だから今後は、曲をきっちりと再現するだけのライブじゃなくて(それはCD聴けばいいわけで)、いかにCDなどより進化した、その場限りのショーを作り上げられるか?っていうのが重要になってくるような気がする♪
同じセットリストをやっても毎回アレンジが違うとか、突然アンプラグドやったり、異分野のゲストが入ったり、そういう何が起こるかわからない未知のところにファンはワクワクするわけだからね(特にロックは)!
いや~大変な世の中になりましたね~(^_^;)
ちょうど、Sheep Controllerがトリオ体制になって、さてどうしようか?
個性豊かなメンバーに恵まれたバンドだとは思うけど、じゃあバンドとしてどういうスタイルを追求していくか?
っていうのをずっと手さぐりで探してて。
これまでとは演奏形態が違うわけだから、これまでと同じことをやったら、それは単に4人が3人になっただけで、つまり25%のパワーダウンなだけだよね(^_^;)
事実、これまでトリオでやったライブは、例えばわたくしの場合であればギターに100%集中できて、いろんなフレーズやエフェクターを踏めるところが歌を歌うことでそれが50%ぐらいしか出来ず、逆に歌だってこれまで歌ってない人がやってるわけだからこちらは25%かな?ってな感じで、それは他メンバーも同じだったと思うので、どうしても迷走感が拭えなかったと思う(+_+) 必死感はあるかもしれないけど・・・・
これじゃダメだ! 何とかしないと! と思ってた時にトリオの演奏の参考にしようとして、先日横浜センセーションで観た山本恭司&ミチアキ&グリコのセッション(何も決めず、その場の即興で40分ぐらいのライブを2セットやる)にヒントがある気がしたのね(^u^)
ギター、ベース、ドラムっていう最低限の楽器で、音楽的制限をほとんど考えなくていい自由なキャンパスに3人で即興で絵を書いていって、5~6分後には完成させるわけなので、これはもう自分を100%出すしかないし、逆に相手の事も100%感じてないとできない、つまり一人のパワーが100%が300%にアップするわけ(×3だから900%だよね!)
これだ! と思って、さっそく次の練習から同じように何も決めず、セッションをしてみてそれを録音してみるということを始めたんだけど、やっぱこれだ!と確信しました(^u^)
以前にマウントデリシャスの作曲現場を見学させてもらったことがあって、リハーサルスタジオ内で彼らの演奏を聴くという贅沢極まりない体験をしたけど、その時シャケが「さっき出来た曲だよ」って説明してくれてアルバム「乱反射」に入ってる曲を何曲がやってくれたけど、それはもう正に生まれたままのイキイキとした楽曲&演奏で凄くワクワクした♪
彼らもひたすらスタジオに籠ってジャムをレコーディングして、それを聴き直してまたインスピレーションを広げて・・・っていうのを繰り返して曲を作ってるって言ってたけど、我々も今ならそれが出来るんじゃないかな(^u^)??
もう3回ぐらいやってるので、各人ネタが無くなりつつありますが(笑)シャケによると「もうネタないよ~!」っていう限界まで自分を追い込むと、そこでとんでもなく良いフレーズが生まれたりするらしいので、まずは続けてみようかな(^u^)
そう! だから早くさっさと今レコーデイングしている6thアルバムは片づけて(笑)次に行きたい!!・・・っていつも言ってるよね(^_^;)
そんなわけで、これから少しづつ自分達の新しいスタイルを構築していきたいと思いますのでお楽しみに! とか言っててまた半年もすると違うこと言ってるかもしれないけど(笑)
そしてライブはやっぱりこの即興性をもっと取り入れて、お客さんがワクワクするようなショーにしたいねヽ(^o^)丿
そんなわけで次のライブは4月28日(日)、福生・チキンシャックの38周年記念マラソンライブに出演しま~すヽ(^o^)丿 詳細はまた今度!!
Sheep Controllerの活動詳細はHPご参照(http://www7b.biglobe.ne.jp/~sheepcontroller/ )
ではでは~♪
