まちあるき新聞 -21ページ目

思考の整理学 ★★★★

本屋に長い間平積みされているのを見て、気になってはいました。
しかし、オビのコピーがひっかかりました。
「東大・京大で一番読まれた本」
なんかねえ、直接すぎるんじゃないかね。

何度か目にして、とうとう手に取る。
一番後ろを見てみる。
1986年 4月 24日 第一刷発行
ええー、だいぶ昔の本がこんなに売れてるのー。

これは、ほんとに面白いのかもしれないな。


結果、なかなかよいよ。
耳が痛い箇所があるということは、薬として効いてるということ。
気になったところはまとめておきましょう。


・コンピューター&機械がでてきた現代、
 グライダーより飛行機。自分で飛べない人間は仕事を奪われる。
 セールス、商売、芸術、コーチも人間にしかできないという点で創造的。
・じらせてから教える。言葉で教えるな、頭で学ばせるな、ものによっては。
 奥義がくずれるから。
・寝起きの状態をつくれ。
 起きる→仕事→食べる→本格的に眠る→起きる→仕事(寝起きを1日に2回作る方法)


・素材=感心するところ、違和感、分からない部分、◎くりかえし心打たれるところ
・テーマ=アイデア異質なところからもってくる。
・寝させる=無意識の時間を使え。(少年物語に優れているものが多いのは、寝かせているから)
      これでよし、と思うところまで詰めないと寝させることにならない。
・優れた論文=人を酔わせながら、独断におちいらない手段
 (a~dまで+xを認めて、これを調和させる)
・編集者は自分で書かない。どうまとめるか、誰に何を書かせるかの創造性に命をかける。
・触媒 主観が受動的に働いて、素材が自然に結びあう。
・セレンディピティ:いちずに考えつめるな。比喩、類推。


・情報のメタ化:第一次的情報 ニュース  第一次的情報 社説、ダイジェスト
・情報の高度化:整理・抽象化
・情報収集:何を、何のためにを明確にしてから調べる。
      出典、見出し、書き込み(色分け:賛成・反対・知識)
・もうひとつの情報収集:つんどく法
            テーマに関連ある参考文献を限界まで集める。
            そして読む。ノートはとるな。最低限のメモのみ。


・書く(立体的→線上に置く)たちどまらず、どんどん書く。
・誉める:ピグマリオン効果
     ○ずいぶん難しそうですが、なんだか面白そうですね。
     ×さっぱり分かりません。


・しゃべる:声は目だけは発見できない文章の穴を発見する。
・しゃべるな:新しいアイディアは人に話すな。
       頭の内圧が下がる。編集は作家志望者に危険。
       (創作エネルギーを代償行動で消耗させるな)
・クリエイティブな会話:×過去形禁止「であった・した」
            ○「ではなかろうか・と考えられる」
・知的インブリーディング:避ける。
・発明:発明するには他のことを考えなければならない。
・アイデアの最適な時間:無我夢中・散歩中・入浴中


・ことわざ:高度な定理化。具体例を抽象化し、定型化したもの。
・経験を情報として整理する。
 高い普遍性→同類のもの(経験)を形式化→自分だけのことわざ→ことわざ同士相互に関連→思考体系化
・第一次現実:物理的現実(生きる汗・働く・社会人・飛行機)
・第二次現実:頭の中の現実(読書・TV・web・学生・グライダー)
第二次現実が第一次現実を圧倒。

・第一次現実に根ざした知的活動が大事。
 =仕事をしながら、普通の行動をしながら考えたことを、整理して新しい世界をつくる。
 →飛行機型人間

重力ピエロ ★★☆

新作だけど借りてきました。
なかなか良い。
加瀬亮と渡部篤郎の演技がいいね。

ほんとに腹立つ、渡部篤郎。
がんばれ、加瀬亮。

と感情移移入させられた時点でやられた。

ストーリーとしては、本のほうが10倍面白い。

映像が涼しい感じがしてよかった。

アヒルと鴨のほうが、原作の匂いを感じさせます。

鬼畜 ★★★

ひきずる映画です。
子供を捨てるという行為が、時代を感じさせますが(あっ、今もけっこうあるか…)、
わが子じゃないから、
憎い相手の子だから、
でも子供たちは悪くない。
いろんな葛藤が緒方拳を襲います。

岩下志麻もきれい。

両親に感謝して、生きていくことに感謝しなければならない。
間接的ですが、謙虚の心を思いだすことができます。

観た後はブルーになりますが、最近では一番優れた映画でした。