あの夏に消えたあの人、いまどこで何をしていますか?
意味も知らず歌った恋の歌を、口ずさんで歩いた帰り道。まだ幼さかったあの頃がまるでなかったみたいに時がすぎて。でも、時よりふと思い出すあの暑い夏の日、あの人の笑顔と笑い声。
でももうあの人は、海に溶けてしまったから。気付いたときには全てが遅すぎたの。もうあの八月は永遠に止まったまま。
あなたはそんなに急いでどこに行ったのですか?そんなに急がなくても、一緒に大人になってくれれば良かったのに。一人だけ歳をとっていくよ。
意味も知らず歌った恋の歌を、口ずさんで歩いた帰り道。あなたと別れた帰り道。まさか永遠の別れになるなるなんて。でもいまではわかる、あれは確かに恋だった。





Kくん
きっと恋だったんだよ