金曜日のノヴァーリスです、こんにちは。

迷ったとき、読むべき本がいくつかある。

今読んでいるのが…

 



『共同幻想論』(吉本隆明)

めちゃくちゃ難解である。 

日本語で書いてあるのに、ほとんど理解ができない‥

それだけに、必死に読むに値する魂の一冊である。

 

今は第一章の禁制論のところを読んでいる。

フロイトをタブーをまともに解析した最初の人であると認めつつも、フロイトへの違和感、批判から本書は始まる。

 

そこにいきなりでてくる、性的な禁制は「対幻想」であり、制度的な禁制は「共同幻想」である、とのフレーズ。

対幻想ってなに? 共同幻想ってなに?

この時点ではほとんどわからない。

ともかくも、未開の禁制をうかがうのに一番好都合な資料は神話と民俗譚、中でも民俗譚が大事として、柳田の『遠野物語』に入っていく。

 

うむ、面白そうである。

チュス。