Guten Tag
金曜日のノヴァーリスです、こんにちは。
就農物語3rdシーズン、T農園篇。どうぞ!
T農園とはなにか。
「となみ地方の代表的な農園」である。
どういうことか。
江戸時代、農民の人口は全人口の80パーセント以上を占め、
現在は152万人。しかもこの五年で46万人減った。
ものすごい減少スピードである。
富山は霞ヶ関の言うことを日本一聞く県なので(
選択と集中、といえば聞こえはいいが、農業は生存にかかわる。
この点ひとつとっても、
結果、となみ地方では兼業農家がほとんどいなくなった。
営農組合で耕してもらうか、大きな個人農家で耕してもらうか。
現在となみ地方では営農組合や、
つまりT農園とは地域の農地を請け負う、
ちなみに1ヘクタールと言われてもよくわからないとおもうのです
畳5482枚分。
25メートルプール36個分。
東京ディズニーランドが51ヘクタールなので、ざっくりと、
なかなか大変。
そんなT農園に四人目の労働力として僕は雇われたわけで。
T農園から見る景色は絶景と書いたが、自然は牙をむく。
すぐ裏手に山があり、春にそこから吹き下ろす風は超暴風。
六甲おろしの比ではない。
瓦は空を舞い、ぼろ家は倒壊し、橋の上ではトラックが連続横転。
だもんだから、育苗中のビニールハウスは毎年危機にさらされる。
なるべく風を受けないよう、高さも低くし、
初めてハウスを設営したときには、
ハウスは冬の間、雪が積もると倒壊してしまうので、
ハウスにビニールを張ると、そろそろ春だなぁと感じる。
パイプにビニールをかぶせ「ゲジゲジ」
R営農組合においては楽しい作業であった。
一方T農園では・・・ノヴァーリスの一人作業。
会長夫人(通称かあちゃん)がゲジゲジをよこすので、
片側が終わると、もう片側。
ゲジゲジが終わるとハウスバンドを止める作業(
そんなんだから、一日二棟くらい仕上げるのが限界。
R営農組合では全員総出で一日で終わったから、
(これがビニールを止めるゲジゲジである。虫ではない)