昨夜、疲れてへろへろだったのですが、
寝る前につい手塚治虫先生の「ネオ・ファウスト」を読んで、
彼の限りない発想と、構想と、天賦の才能に
またしても感銘を受けました。

そして息子さんの手塚眞監督のあとがきを読んで号泣。。

(書いている今も、思い出すと涙がにじみそう)


ネオ・ファウスト

手塚眞監督の作品は、『白痴』が好きだったなぁ。
眉毛のない甲田益也子がなんとも素敵で。
あれから私の書く絵はみんな眉毛が薄くなってしまった・・


というか、手塚治虫。


『ルードウィヒ・B』とか、『グリンゴ』同様
『ネオ・ファウスト』も未完なんですが、
まだ、その2作と比べると、いかにも話の途中、という感じの
終わり方ではなく、一場面の着地をしてはいるので、
その場で、続きを読みたい思いにその場で「うわー」となりはしなかったです。
でも、お話がすごく面白いので、
その後の構想を読むと、やっぱり読みたかったなぁ・・と思います。



小さい頃に、
たぶんアニメの再放送とか、紙芝居か何かでアトムに触れ、
家にあった古い「ブラックジャック」で虜になり、
アニメ映画「火の鳥」や「ボーダープラネット」で時空を超えた世界を
知り、原作を読んで人生と命と運命と、罪と、とにかくあらゆるものを
包括する作品だと知りました。
そして大人になって、さらに作品を読んで、歴史から戦争から宗教、医学会、経済界etc・・など、
ありとあらゆる世界を描き切ってきた人なんだと、知りました。


本人は、漫画界の神様で(・・といろんな方が言ってますのであしからず)、誰もが憧れ尊敬し、誰もあのようにはなれない天才であったにも関わらず、

自分が神様だってことを自覚されてなかったようで、

ただただマンガに対してとにかく情熱を持ち続け、
いたって謙虚で愛される人だったようですね。
そこもすてき。


私は本もマンガも好きですけど、手塚治虫を読んだあとは
得体のしれない感動にいつも打ちのめされちゃいます。


絵も、大好きなんですけど、シンプルに見えるようで、
柔らかい線、女性とかは官能的に優しい線で描かれていて、
ブラックジャックはセクシーで、ピノコはとにかく健気で可愛くて。
手塚治虫の書く男性はイケメンだし、女性は美人。


ああ、手塚治虫はなんでこんなに早く亡くなられたんだろう。
こんなにすごい人なのに。こんなにすてきな人なのにぃ。
悲しいよ~
と、号泣ののち、しくしく泣きながら寝たのでした。


朝、起きたら目が開かず、

「立って寝てるの?」と聞かれました・・