創作物語4第一話「アラフォー獣医のほっこり奮闘記」 | うーりん✨ブログ✨

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ここ最近は、ストーリーを作っています。
良かったら、読んでって下さい。



〈アラフォー獣医の
ほっこり奮闘記〉

第一話
〜猛(たける)の
日常風景〜

本庄猛(ほんじょうたける)は39歳の獣医師である。
東京の下町に小さな動物病院を
構え、いつしか地元民に親しまれる存在となっていた。

彼は、ハーフという、
ちょっとユニークな出自があった。
彼の父親はシンガポール人で
母親は日本人。
背はスラリと高く小顔なイケメン風。
なのだが、、、
いまだ独身である。


「おはようござぁーす!
どうしたんですか?」

この日も朝から、
ワンちゃん!を抱えた飼い主さんが駆け込んできた。
猛は、すぐさま診療に取りかかる。
大きな優しい手付きでワンちゃん!を撫でながら、飼い主に症状を訊く。

「いつものように
元気だったんですけど、つい先ほど急に具合が悪くなって…」
心配そうな飼い主に、
猛は「大丈夫ですよ」と穏やかな笑みを浮かべ、安心させる。
その場で簡単な検査を済ませると、
「おなかの調子が少し悪いみたいですね。点滴を打って様子を見ましょう」

猛の診断は的確だった。
ささっと判断を下し、慌てる飼い主に代わって迅速な手際で治療を施した。
こうした寄り添う姿勢が、
猛の魅力でもあった。
いつも一人ひとりのお客様に丁寧に対応することを心掛けていたのだ。
というより、自然とそうなるのだ。

ワンちゃんが安堵の表情を浮かべると、
「いつもありがとうございます」
飼い主は深々と頭を下げた。
こうした人々の喜びの表情を見られることが、何よりも猛の喜びでもあった。

午前中はこうした diagnosticsの繰り返しで忙しかった。

ダイアグノティクスとは、
病気や問題の原因や状態を特定する為に行われる医療や技術上の
検査や分析のことである。


お昼を過ぎても患者さんが絶えることはなく、一人でこなしている。そんな中にも幾つかの愉快なエピソードがあったので、
紹介するとしよう!

例えば、ねこのチエ嬢
来院だ!この猫は獣医が変わると
パニックを起こすらしく、
飼い主さんによると、猛の病院に来てからは、一度もないそうだ。

「あんた、ほんとに!お世話になっとるわね、、、」

とでも言わんばかりに、
チエ嬢は、猛に馴れ馴れしく語りかけてくる。

「そうですそうです。チエさんは私のお気に入りですからね」

猛は、チエ嬢の毛づくろいの手伝いをしながら、そんな調子で返す。
動物とこうして対話するような営みが、猛の癖になっていた。

動物への愛情は並々ならぬものがあり、時に人間関係よりも動物のほうが分かり合えると思うことさえあった。
少し変わっているのかもしれないが?
だからこそ、
この獣医師という仕事に誇りを
持っていたのだ。

そんな猛の人生にも、
ときどき寂しさは付きまとった。実のことをいうと、いまだ、
独身で彼女がいないのだ。

「獣医さん。年を取っても独り身でいいんですか?」

かねてから世話になっている飼い主のひげ面おじさんに、たまに気になる言葉を投げかけられることがあった。

ここで猛は照れくさそうに笑う。
「まあ…そのうち、いい人が現れると思いますよ」

そういいつつも、
実は年に一度は、マッチングアプリに挑戦するくらい、恋人がほしいという思いがあった。

それなのに、、、
連絡が続かない。

どうしても職務が最優先で、
なかなか時間も作れないのが現実だった。

やっと、、、
待ち合わせまでこぎつけて、
会ったのだが、、、
はずまない、、、
話が続かなかった。
まぁ、色々あったのだが。
後は、お察しの通りである。

そして!

そんな猛にも、
ある日、運命的な出会いが訪れる、、、。


第2話につづく〜

最後まで、お読み頂きありがとうございましたm(_ _)m

では、次の投稿で、
お会いしましょう〜

〜う~りん〜