エジプト考古学を目指して早稲田大学の吉村作治先生のエジプト調査室(すべて当時)に所属させて頂いていた時の先輩、河合望さんのご講演をリモートで拝聴しました✨
エジプトでの発掘・調査・研究についてリアルに具体的に知る機会ともなり、しびれっぱなし✨
そして、あまりのすごさに、しみじみ考え込んでしまいました(≧▽≦)。
日本で考古学をやるだけでもとんでもなく大変なのに、価値観や習慣が大きく違うエジプトで許可取りなどをし、アラビア語と英語も話せて読み書きができて、さらにヒエログリフも読めて、各国の研究者さんたちと協働し、諸々を申請して費用をゲットし、発掘や調査や研究をして、発表をしたり論文を書く(なんなら英語で)!!!!!!
昔は、発掘とかって「偉い先生(教授)1名+部下(助教授)と学生たち」といった構成で、それだって大変ではあるけど、「自分と同様または自分以上にすごい研究者たちと協働」って、レベルが違う大変さでは?!ま、楽しさも桁違いなのだろうけど✨
いや~~~~こりゃエジプト考古学者になれなくて当然だよ自分!!て、改めて思った(笑)。私には無理です(^^;)。
何が違うって、まずエジプト考古学への情熱が違う。エジプトで2カ月とか暮らすのは実は幸せだったんだけど、それは先生方が面倒な手続きとかを全てやって下さっていたからだし、アラビア語と英語が話せる・読める・書けるとかの時点で、もう無理(TT)。
もちろん、人の数だけ向き不向きや情熱の矛先があるわけで、私が園館変革のために行った奮闘(海外の園館まで何回も取材に行ったりとか)を、「いや~私には無理」と思って下さる方もいると思うから、エジプト考古学者になれないからダメという話ではないんだけど、まー無理と思った(笑)。
河合さんはなにやらそういう運命の方なのか、現役時代も、河合さんが「論文を読んでいたら、気づいたら朝だった」とおっしゃっているのを聞いて、「え・・・私はそんなことは全く無いから、こりゃ本当に無理だな」と思い、諦める勇気が持てたきっかけの方なのです✨もちろん、その前からずっと、自分はエジプト考古学者には向いていないなと思っていた上で、です^^
しーかーもー、エジプト考古学者ってどうやって生活してんの?って思うでしょ?私もそう思う(≧▽≦)。
河合さんは金沢大学→筑波大学の教授をされていて、最高レベルのお立場ですが(マジすごすぎる!)、たいがいは講師とかの立場で、でもそれすら「すごいなぁ」と思う、厳しい世界です。
そんなこんなで改めて、「早々に諦めて良かった」と(笑)。散々「もったいない」「無駄に高学歴」と言われたけど、無理なもん続けるほうがもったいなくて無駄。
エジプト考古学自体はとんでもなく楽しいから、諦めるのは勇気が必要だったけど、こんなレベルの私が続けていたらいつか吉村作治先生のお顔に泥を塗るようなことになるかもで絶対に避けたかったし、非常に残念ながらやっぱり向いてなかったんだと思うから、決断できた若い私を褒めてあげたい^^
そんな前向きな涙の日から26年が経ち、変わらずどころかますます楽しそうな皆様にぶったまげたし(なんせ「辛そうな飼育員さんたち」をガン見し続け何とかしようと想い続け行動し続けた十数年だったので)、各々の皆様のご活躍も半端ないし、皆様お優しいし・・・ネット検索じゃそういうのがあんまり引っかからなくてもったいない!と思ったので、自分にできる応援を模索し始めたわけです✨。
そしたら早くも、応援のお礼とのことでカレンダーを送って下さったり(TT)。ありがとうございます!✨現役時代に良い後輩でもなかった上に(本当に申し訳ございません💦)四半世紀ぶりにふらっと現れた奴ですのに、本当に皆様お優しくて感謝感激ですし(TT)、吉村先生がお元気なうちになんとかご恩返しがしたいので、あれこれ始めてみました✨
で、大して役に立てないと判明したので(笑)、あとはお金(寄付)だなと(≧▽≦)。すでに、「こういうことにこれくらい出します」という話はお伝えしてあります✨。なんせ現役時代、旅費やバイト代で吉村作治先生に300万円くらいは頂いているので(ありがたすぎです!!)、役に立たなかった&超幸せだった者として、なんとか全額お返ししたいなぁと✨
得意なのは本にすることなので、そういう応援も模索していますし、発信による応援は地道に続けるので、インスタよろしくです✨
あ、このブログのエジプト考古学応援カテゴリーも✨
吉村作治先生の発掘調査などに寄付ができますので、ぜひこちらをご覧ください✨
「知的好奇心は命の必須栄養素」と常々言っていますが、本当にエジプト考古学も面白くて、栄養摂取できまくりの実学ですので、講演などにお気軽にご参加頂ければ✨

