去年と今年のオオサン会(日本オオサンショウウオの会の大会)で発表した中に、「説明すること」の必要性と有効性☆があったのですが・・・
なんせ発表時間が10分しかないので十分に伝えられず💦
お伝えしたかったのは、下記を説明することの必要性と有効性です☆
・オオさんの調査や研究が、ど~~~~~しても必要であるということ
(そして、長年にわたり皆さんがとんでもなく尽力し続けていること+その効果・成果)
・その調査や研究で、どうしてもオオさんに負担をかけてしまうけど、超絶極力負担を減らす努力をし続けていること
(実際に最大出力でしてくださいよ~)
これらをくどいほど説明し続けないと、調査で川から出されて測定器に入れられたりそこでひっくり返されたりしている写真を見た人は、「そういうことしていいんだ~」という方向に育ってしまう恐れがあります(逆教育=保全教育の逆)。
なので、アップする写真も厳選が必要です。
「自分がオオさんだったら、こんな目に遭ったらイヤだな」と思うような写真は避ける。
もしくは徹底的に説明が目に入る形にする(文章は読まれないですからね)。
実際、オオサン会が以前大勢で川に入って観察会をしていた写真を見た方から、「オオサン会なのにオオサンにひどいことしていてひどい」と、ご指摘を頂いたこともあります。
私は恐らく最も意見を言いやすい役員だったので直接言って頂くことが多く、それだけに深く刺さるのですが、オオサン会で偉い人っぽくなっちゃってる研究者さんたちは直接そういう指摘を聞かないので、深刻に受け止める度合いが違うのでは・・・という話も発表でしました(去年)。
で!ふとテレビで見たBBCニュースが、やっぱり「すごく気を遣って説明することで、不安を喚起させたり批判されたりしないようにしていた」のです✨
「ハリー・ポッター」に出てきた橋の修理のニュースで、歴史的建造物なので修理も難しく、作業員さんたちが一人ずつぶら下がって仕事をしていて、すごく大変なのだと。
・ハリー・ポッターのあの橋ですよ~✨
・作業員さんたちは大変ですよ~ドキドキする感じに見えますよ~💦
をメインとして繰り返し伝える内容です。
そして!
最後に、「作業員たちの安全は確保されています。」と!!✨
ああ、やっぱりこれをわざわざ言うんだ!と、納得しました✨
言わないと、やはり心配になりますし、中には不安に思う人もいるかもです。
「有名な、歴史的建造物を修理していますよ」という前向きなニュースなのに、楽しめなくなります。
「そんなくどい説明、わざわざいらんだろ~」と思うかもですが、その不作為も含めた自分の言動、「その向こう側」で「どういう人が育つのか」✨
これを常々考えて、言動をコントロールし、説明しまくって、保全方向に人を育てる✨
安心して、心から楽しんで、オオさん保全の支援者(シェアピスト)になってもらう✨
その、最初にして最大の手段が、「説明」なのです✨
こちらの想像以上に厳しく見られたり不安に思われているということを、自覚して対策することが有効という話です✨
ということをアドバイスするのが、育伝アドバイザーです♪
※育伝=「お客さんを育てる意識」と、「そのための伝え方」を実践する振興策✨