保水力ピンチでオオサンピンチ
オオサンショウウオさん(以下「オオサン」)を愛する友人たちと生息地に行った時、衝撃的なお話を聞きました。
山に植林→放置→細い杉とかばっかり・・・になったことの弊害はこれまでもいろいろと見聞きしてきましたが、今回改めて伺ったのは、保水力が本当になくて、そういう山の下にある日本ハンザキ研究所で使える水が超少なくなり、オオサンたちが困っているとのこと。
(※「ハンザキ」とはオオサンのことです)
現場で聞くと、刺さり方が違うというか、現状を目の当たりにするのでより危機感を持ちました。
<野生のオオサンショウウオさん♡>
そもそも、オオサンを好きになるということは山の問題に関心が向くことなので、長年気にかけていて、自分にできることはしてきました。
例えば、山を元気にする、国産間伐材の活用です。
その木材で作った紙(国産間伐材eco和紙)で名刺を作ったり、国産間伐材無薬剤の割りばしを使ったり発信したり。
今回撮った山をよく見て頂くと、タテにシマシマですよね。
植林した部分があるのでシマシマになっていますが、もうぜ~んぶ植林!みたいな山も普通に見かけます。
植えたけど需要がなくなって放置した=間伐などをしなかったので、太く育たなかったつまようじみたいな杉などが密集し、暗くて下草も生えず荒涼としていて、山で暮らす動物さんたちは大迷惑です。
さらにそういう山は、大雨などの災害時に土砂崩れを起こすので(決定的瞬間をとらえた映像がよく流れてましたよね)、人命のために国が対策を実施したっていい話だと思います。
そうだ、山買おう
そして本来の樹種に戻す作業をする。
人工林を天然林に。
これが根本的解決のひとつだと思うんですよね♪
オオサンがいる川の横の山を買って、地道に本来の木に戻していく。
そして、オオサンにとって生きる世界そのものである川に、十分かつ本来の成分が含まれていそうな水が行くようにする。
水量だけでなく、水温も本来の数値に近づくかもだし、含まれる成分が多彩になってお魚さんやカエルさんなどオオサンが食べる命が育ったり多種になったりするかもで、多角的にオオサンの役に立てそうです♡
なんせ、今回出会ったオオサンがとても痩せていたのも心配で胃に穴が開きそうなので。
実際に始めたら何十年とかかる作業でしょうが、オオサンは長生きでとりあえず80年以上生きることは判明しているので、若様なオオサンが生きている間にも、役に立てることでしょう♪
延々シェアピれるナイスな活動を発見してうきうきです♡
今あるほっそい杉を切るのも、それを処理するのも、本来の樹種を植えるのも、めっちゃ大変でお金もかかると思う。
でも、それは保全教育イベントでやっても楽しく意義深そうだし、一人で黙々と一本ずつがんばる人生もあこがれる♪
そもそもそういうことを勉強するのも楽しそう。
今、木材の需要がとても高まっているので、もしかしたら売れるかもだし。
売ってるし♪
ということで「山いちば」で検索したら、マジで売ってた生野町黒川の山!
お値段は、そのうち買えそうな209万円♪
ただ、オオサンファンのパラダイスである日本ハンザキ研究所からも農家民宿まるつねからもちょっと離れているのと、「急斜面と超急斜面」とあって実際の写真を見ても転がり落ちる自信しかないので(笑)、くじけた(^^;)。
でもでもいつの日か、日本ハンザキ研究所などの真横の山を買って、元の状態に戻すことを楽しんで、死んだら日本ハンザキ研究所に寄付するという夢が新たに増えました☆
いますぐできる財力と想いのある方は、ぜひ!
Facebookのほうに頂いたコメントで気づきましたが、園館が山を所有して、保全教育に取り組んでも意義深いと思います♪